令和に集団行動は必要なのか

本記事のテーマ

集団行動というものを見直し、アップデートしていくための考え方

 目次

 ■日本のお家芸と言えば集団行動!?

■集団行動のメリット

■時代遅れの集団行動

■集団行動は時代遅れの不要なもなのか

■これからの集団行動

 ■日本のお家芸と言えば集団行動!?

みんなの嫌な記憶としていまも刻み込まれる

「集団行動」

 整列、点呼、ランニング、体操

軍隊式をトレースしたと言われる集団行動は皆から嫌悪されながらも

一定の理解を得ながら現在も続いています。 

ラグビーやサッカー、野球などの日本代表が世界と戦うときには

日本らしさの象徴として「協調性」「献身的」というフレーズが出てきます。

フィジカルに劣る相手を前に、集団で戦いに挑む姿を

クローズアップし勝てばそのチームワークがたたえられます。

自分勝手に動くのではなく、チーム最優先。

そこに美学があるのです。

その姿勢は企業だけでなく、学校現場にも浸透しています。

 体育においては集団行動をきっちりできるかどうか

体育教師は集団行動を仕込むことができるかどうか

そんな空気が漂うのも事実。 

なにか問題が起これば、集団行動ができてないから

なにか結果を残せば、集団行動のなせる業

 一方で、本田圭佑選手やダルビッシュ選手など慣習にとらわれず、

空気を読まない行動によって成果をあげると、

あいつは特別。

と嫌味を言われ、何かあれば石を投げられる。

そんな日本は世界的にどんどん衰退していっています。

 ■集団行動のメリット

では、集団行動にはどのようなメリットがあるのでしょうか

  • 1度の説明で40人に同じ情報を伝えられる

  • 同じことをするので安全、安心な活動ができる

  • イレギュラーなことが起こる可能性が減る

  • 全員が同じことをすることができる(平等性)

こういうところでしょうか。

集団行動ができると管理しやすく教師は楽になります。

つまり、管理する側のメリットはとてつもなく大きいのです。

生徒側のメリットは、

  • 安全、安心の確保

  • 回数の平等性

というところかもしれません。

でも、意欲的な生徒とそうでない生徒の回数を同じにすることにどれだけ意味があるのでしょうか?

上記の2点に厳しいのは保護者のほうです。

つまりは、教師は「生徒がケガしない」「親からクレーム来ない」という、何もトラブルが起きないようにという発想で授業を進めている部分があります。

でも、生徒にまったくメリットがないというわけでもないことは否定できません。

 ■時代遅れの集団行動

企業に就職し、定年まで働けばいい暮らしができた時代には

「みんな一緒に動く」ということ

「足並みをそろえる」ということに

意味があったのかもしれません。


しかし、誰かの言うことを聞いて静かにしていれば問題ないという時代は終わった感があります。


企業に所属しながらも、副業で稼ぐという人や

大手の会社に勤めるよりもフリーランスとして働いたりベンチャー企業を起業したりという働き方が浸透してきています。


また、年金も危うい時代ということでイデコなどで投資を始める人も増えています。


その意味でも集団行動の求心力は急速に落ちています。

 

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■集団行動は時代遅れの不要なもなのか

しかし、集団行動の価値は非常に高いままです。

集団行動さえしとけば大丈夫な時代が終わっただけです。


例えば駅に行ったとします

自分は早くホームに行きたいという気持ちがあっても

そこは公共のスペースなのでさまざまなマナーがあります。

切符を順番を待って購入する
エスカレーターは走らない
電車に乗るときは出る人が先


その他にもさまざまなマナーがあります。

いくら自分らしさが強調される時代だからと言っても公共のスペースでのマナーはなくなりません。

むしろ、いまの時代だからこそマナーが重要度は上がります。
なぜなら、みんなが自分のやりたいことをそのままやり始めたら
どうなるでしょう?

トラブルが起きる、けが人出る、ダイヤは乱れる

これでは安心して通勤、通学はできません。

要するに社会はうまく回りません。

頭でわかってても、そのような動きをしたことがなければ

なかなかできるものではありません。

体育の授業で最低限の動きは身につけておいても損はないでしょう。

 

■これからの集団行動

とはいえ、それだけではこれからの時代にマッチしていかないのも事実


なにがマッチしないのか

「教師が言ったことをそのままやればよい」


という指導と発想です。


何も考えず、従う人間が評価されるようではだめなのです。


集団行動を否定する一方で日体大の集団行動に感動する人は大勢います。


体育の授業では全然いうことは聞かないのに体育祭の応援団では率先してみんなを引っ張る生徒がいます。


高校野球のアルプス席では暑い中、夢中になって応援歌を歌い、必死に応援する生徒がいます。


彼らは教師に言われてやらされているのではなく自発的に取り組んでいます。
集団の一人として力になりたいと行動しているのです。


それは授業では実現しないのでしょうか?

そんなことはありません。

これからの体育での集団行動は


生徒が企画して、自分たちで取り組む集団行動


やっていて連帯感が生まれ、一種の快感を与えるような集団行動


というものが求められるような気がします。 具体的にどんな方法があるのかはまた別の記事に書きたいと思います。

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