【Tarzan活用法】「2020脱げるカラダ」特集。パターン別で自分のことと思わせよう。

体育教師の強い味方、専門知識とトレンドがイケてる感じで融合したモンスター雑誌「TARZAN」テーマは「脱げるカラダ2020」今回はこの雑誌を分析し、授業に生かすための工夫を考えていきましょう。

Tarzan (ターザン) 2020年 1/9号 [雑誌]
価格:650円(税込、送料無料) (2019/12/21時点)楽天で購入

この記事のテーマ

ターザンから学び、使いこなす

目次

■目次を分析し、考える。

■珍獣ハンターイモトアヤコの共感とオリジナリティの共存

■タイプ別に分けることの意味

■ライフスタイルを日々調整するバランス感覚を養成しよう

■なぜ人はターザンを買い続けるのか

■目次を分析し、考える。

まず、アイスブレイクとして今回の企画に合う象徴的なキャラとして「イモトアヤコ」を配置。

そうしたあとに今回のメインテーマ「2020カラダ改造計画」へと入る。

つぎにメインの補足として「免疫」のお話からの「女性用トレーニング」。締めに「さまざまなトレーナーの考え」といったコラムという構成。

①テーマに沿った小話(アイスブレイク

②メインテーマ

③メインテーマの補足

④個別テーマ

この流れは保健の授業でも参考にするべきで、アイスブレイクなしにメインが始まればなんだか気持ちが乗ってきません。

また、メインテーマだけで授業を50分使い切ることは見開き2ページしかない保健の教科書の構成を考えると間延びしてしまいます。

つまり寝ます。

メインテーマは中心に置くことには変わりありませんが、前後に何を挟むかを考えるのが保健の授業を飽きさせないポイントになるでしょう。

もっと言うと①②は全員が共感できるようなテレビのゴールデンタイムに使えるようなネタ。

③④になるにつれてマニアックなネタのほうがいい気がします。

個人の体験はまず「こういうことが教科書で書かれているが」とか「世間一般ではこう言われているけど」という言葉のあとに語ったほうが甘みが増すので③④まで我慢しましょう。

また授業の中で理想(教科書)と現実(実際の行動)について議論することになります。

これは非常に重要です。

なぜなら理想はAIに語れても、現実の問題点や失敗話というネタは人間、もっと言えばその人にしかないエピソードだからです。

もし、人が授業を教えることの意味はここにあると思います。

(逆に言うとそこがなければAIに取って代わられる教師ということでしょう)

ターザンの目次のように構成を考えて授業を作っていきたいですね。

■珍獣ハンターイモトアヤコ

珍獣ハンターでブレイクし、先日の結婚報告で多くの人から祝福されたイモトアヤコがカバーを飾ります。

正直、中身の写真をみるまで表紙がイモトだったとは気づかず。。。

インタビュー記事を読んでみると「珍獣ハンターとして13年やってきたが、筋肉貯金はもう尽きたなと。

これからはトレーニングをして動きに切れを取り戻していきたい」とのこと。

イモトアヤコという人間を象徴しているのが記事にあるフレーズ「いっさい笑いなし。すべてはキレを取り戻すために」という共感できる部分と「アルマジロを追いかけるスピードが、格段に上がりました」というイモトアヤコにしか言えないフレーズの掛け合わせが絶妙なバランスとして多くの人に受け入れられている要因だと思います。

わたしは通称『MJバランス』と呼んでいる「真面目とみうらじゅんのバランス」がとれている。

つまりは正気と狂気のバランス、普通な部分と変態のバランスがとれている人だなとつねづね感心しています。

■メインテーマ①タイプ別に分けることの意味

まず、BMIという指標で4つのコースに分けていきます。

BMIとは身長と体重のバランスを計算し適切かどうかを測るもので、メタボリックシンドロームという言葉の普及とともに世間で認知されていきました。

あくまで指標なので絶対的ではないことは注意。

筋肉は脂肪より重いため、マッチョなひとはBMIが高くなりやすい。必ずしもBMIの数値が高い=デブということではありません。授業の中で自分のBMIを計算させて終わりというところで終わりというのが保健授業あるあるではないでしょうか。

さすがターザンといえるのはBMIをもとに4つのカテゴライズをして、それぞれにやるべきことを示しています。しかも見開き2ページどころか4から6ページ。さすがというしかありません。

自分に該当するところしか見ないのでそこの記事が薄ければ楽しませることができないわけです。浸透している指標をもとにそれぞれのやるべきことへ導くということはこれからの保健や体育の授業にも求められることではないでしょうか?

保健の教科書はとにかく全体的な話がおおくなります。「みんなこうしている」というような死後のようなことを教師も言いがちです。

とにかく「自分自身のこと」と思わせることが保健では必須。

もちろん体育でもできないレベルで練習させても嫌いになるだけです。

自分は3から4グループに分けて体育をすることが多くなりました。

「自分なりに努力すること」「できないことができるたら嬉しい」というメッセージを送り続けることで運動嫌いの子も頑張りだします。

話を戻すと、ターザンは「自分のこと」と読者に思わせることに成功しています。

■メインテーマ②ライフスタイルを日々調整するバランス感覚を養成しよう

保健の教科書は食事なら食事、運動なら運動など各論で授業が進みがちになります。

でも、ライフスタイルの結果が今のカラダなので、ライフスタイルを伝えていくことが大事になってきます。

ここでターザンでは「食事」「運動」「テスト」という3つの項目を取り上げています。

食事、運動に関しては基礎理論をイラストを使って解説していて、そのグループに属している人に適切な提案をしています。

そして、ここが保健の授業で取り上げていきたいなと思うのが「テスト」です。

そのテストの内容は「体重が増えたか減ったか」という結果のテストではありません。あくまでライフスタイルのチェックをしているところです。

今のカラダはライフスタイルの結果なんだから、チェックすべきはライフスタイル。そこをしっかりフォローすべきではないかと思っています。

やり方は自分のプランがありますが実践できたときに書きたいと思います。

ターザンを読めばその先3ヶ月の生活が見えて来る構成になっているのにはただただ頭が下がります。

しかし、教師は生徒に直接話ができる、継続的に目の前に立って話をすることができるというメリットがあります。

そこを意識できればターザンを使ってターザンに勝つことができる可能性が出てきます!!

つまり3ヶ月のメニューを作ってもターザンはその人が雑誌を開かなければ影響を与えることはできません。(だから、忘れた頃にまた買ってしまうんだけど)

逆に教師は毎週生徒のまえに立つわけなので、毎週自分のことを自分でチェックさせるような取り組みをさせるべきでしょう。

ライフスタイルの日々の調整、バランス感覚の養成。

これこそが保健の授業に求められていることのような気がします。

■なぜ人はターザンを買い続けるのか

答えは単純です。

「未来のことが書かれている」

「ポジティブな気持ちになれる」

「たまにはやってみようと思える」

この3つがターザンのターザンたる所以でしょう。

まず「未来のことが書かれている」とは何か。それはこの特集「脱げるカラダ2020」もそうですが、完全に未来のことを指してますよね。

①2020年とは来年のこと②脱ぐ必要があるのは半年以上先ということで今の自分、つまりは現実を見なくてよくなります。

「ポジティブな気持ちになれる」のは、ターザンの内容の質にもよりますが『こうなったらこの夏はモテモテで楽しいだろうな』と思わせることができて、自分のコンプレックスに対してポジティブなやる気が漲ったりすることができます。

「たまにはやってみようと思える」とは、あくまで働いている人向けの雑誌であることが要因にあって、普段は仕事と休日ダラダラという人にちゃんと門戸を開いていることが言えます。

年末年始は飲み会が多く、太りがち、なおかつまとまった休みがある人も多いので『たまにはやってみようか』と呟きながらお腹をサスサスという情景が目に浮かびます。

こうして四季の訪れを先取りし、読みたくなる特集を組み、納得できる記事を掲載する。

それがあらゆる世界で行われていることでしょう。

教師もその感覚を持つべきです。

保健の授業も「未来」「ポジティブ」「やってみたくなる」という3点を意識して取り組んでいきたいですね。

Tarzan (ターザン) 2020年 1/9号 [雑誌]
価格:650円(税込、送料無料) (2019/12/21時点)楽天で購入

スポンサーリンク