スターウォーズと生活指導

スターウォーズepisode9を観に行った。

新しいサーガの完結編ということで興奮する一方、面白くなかったらどうしようと不安もありつつ当日を迎える。

結果、大満足。最高!!

個人的にスターウォーズの最大の魅力は戦闘機のバトルである。Xウィングとスターファイターの勝負。窮地を救ってくれるファルコン。連携してスターデストロイヤーをぶっ壊す。その戦闘員たちのやりとりもたまらなく興奮する。ジェダイの剣術より10000倍好きなのである。

しかし、スターウォーズは戦闘機ヤッホーで終わる映画ではない。

教師、生活指導部として押さえておきたい、学ぶべきポイントが多数あるので簡潔にまとめていきたい。

この記事のテーマ

スターウォーズはジョージルーカスの人生逆転劇であり、多くの人間の希望である。

目次

エピソード4、5、6

エピソード1、2、3(通称プリクエル)

エピソード7、8、9(今回の新三部作)

まとめ

エピソード4、5、6

1977から80年代に作られたスターウォーズは記録的大ヒット。

この三部作は端的にいうと主人公ルーク・スカイウォーカーという青年ががダース・ベイダーに勝負を仕掛けるというもの。

ご存知の方も多いと思うが、ダース・ベイダーはルークの父親である。つまり、強い父親にいかにして勝つか=父親を超える存在になれるかという話である。

なぜこのような話になったのか。

それは監督であるジョージルーカスは非リア充少年であったこと、父親に映画を志すことを馬鹿にされてきたことが「なんとか見返してやりたい」という気持ちにさせ、そのような脚本になったといわれている。

思春期の少年にとって家庭内の父性は驚異である。

反抗したいけど、結果を出す自信がないと悩み苦しむ少年は多いはず。でもジョージルーカスは勝った。どうやって?それはルークを見ればわかる。自分の内なる声に耳を傾け、日々感性を磨き続けるということ。師匠についていく決心を固め、身も心も集中させること。

どうなるかはわからない恐怖に勝つために必要なことがちりばめられている。

4・5・6は思春期を迎えた少年が自立するために必要な道筋が描かれている。

生活指導の観点

生徒がなにか問題を起こす場合、その行為をただ注意しても意味がないことは当たり前である。

なぜ、そのようなことをしてしまったのか?

そこを掘り下げる作業を生徒と共にじっくりと行わなければいけない。なぜなら、生徒も自分自身でわかっていないことが多いからだ。「なぜイライラするんだろう」「なんでこんなにしんどいんだろう」と悩んでいる生徒は多い。そして、知らず知らず受けているプレッシャーは無意識で見ないようにしていることが多い。直視するのは辛いから。そこをうまく掘り下げていくことが教師の腕の見せ所であり、生活指導である。

だから「なぜ、この行動がだめなのか、わかるか」というような反省をさせても意味がない。反省のテンプレートを反省文として書いて終わりである。むしろ生徒の心はもっと荒んでいく。

そうではなくて、内面を見つめ、明日からどう生活するかを真剣に考えることが生活指導であり、マウントをとったり、ハートウォーミングないいお話をすることではない。

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エピソード1、2、3(通称プリクエル)

1999年からスタートした三部作。なんと過去の話が展開される。

主題は「なぜダースベイダーは生まれたのか=なぜダークサイドに堕ちたのか」という話。くわしい内容は本編を観て欲しい。(解説も溢れている)

ここでポイントとして取り上げたいのは「悪にも理由がある。」「自分の正義が他者にとっての悪」ともとれるという事実である。

これは現代社会のあらゆるニュースでいえることでもある。

生徒にとって親が敵のようになることは多い。かつて自分もそうだった。親は親で自分の人生を通じて「せめてこれだけはできるようになってほしい」「ここで自分が苦労したから、子供には苦労して欲しくない」という思いが生徒にとってプレッシャーになってしまう。

親も真剣なのである。

だからこそ教師は生徒に親の気持ちも伝えるべきである。

そして、保護者対応では保護者が無意識に「なにを求めているのか」を汲み取って共感することがスタートラインである。共感なしに生徒と親のねじれた関係を修復するための建設的な議論は不可能である。

ルークとダース・ベイダーは思春期の生徒と親の関係そのものである。

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エピソード7、8、9(今回の新三部作)

この三部作ではジョージルーカスが指揮を取ってはいない。でも、学べる点は多いし、より現代的な問題を取り上げているように思える。

まずストームトルーパーの人間的な部分が描かれる。

ストームトルーパーは言うなれば社畜である。巨大組織の末端で、行けと言われれば行くしかない。名前はなく番号である。

そこに人間性はない。

そんな社畜生活から勇気を持って脱出したのがフィンである。ポーとのコンビは最高でテンションがいやでも上がる。一生懸命勉強して大企業に勤めてもストームトルーパーとして生きていくことになっていいのか?

働き方改革という言葉が日本では浸透しつつあるが、結局は自分の名前で生きていけるのかが問われる世界になりつつある。「◯◯大学」「◯◯の子供」とかいうものにすがっていてはいけない。

そんなことを考えさせてくれるのがフィンの存在である。

今回の主人公はレイ。

レイも「自分は何者なのか」ということを問い続けて戦っている。劇中に「苗字はない。ただのレイよ」というシーンがあるが、最終決戦を終えてラストのセリフの前振りになっている。このラストにおじさんは胸熱になった。

辛い状況に陥った時さまざまな葛藤がそこに生まれる。

ルークやレイア姫の「人生には希望がある」という声に耳を傾けるのか、

レンやパルパティーンの「人生はこんなものだ」という声に耳を傾けるのか。

そこで人生は大きく変わる。生まれ持った能力や家柄が全てではない。

生活指導では「こんな家に生まれたから」「こんなクラスメイトだから」ということで頑張ることを放棄してしまう生徒は多い。

そんな生徒にそうではない。自分の内なる声を聞き、自分なりに頑張ることが大事だと伝えていきたい。

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まとめ

・親を超える。見返すというパワーは自立に役立つ

・純粋な悪など存在しない。そこには理由があり、共感することが解決のスタートラインである。

・人生には希望がある。

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