【体育理論】Tarzanで“細マッチョ”を学ぶ

体育

最近は岡田斗司夫さんにどっぷり浸かっていた246ですがここで原点回帰。今日は雑誌ターザンの最新号で」教材研究をしていきたいと思います。

今回のテーマは「細マッチョ」

女性から圧倒的支持を得るフレーズ「細マッチョ」ですが、端的に言うと「引き締まっている体」ということ。動物でいうところのトラとかチーター、サラブレッド的な感じですね。ターザンが短距離走を特集するのは珍しいなと思いつつ、勉強していきましょう。

目次

  • 短距離ラン+筋トレ=細マッチョの仕組み
  • 今回の特集の本質は何か
  • 細マッチョ、インスタ映えボディになるメリット
  • 自分がボクシングで学んだこと

短距離ラン+筋トレ=細マッチョの仕組み

今回のターザンの押さえておきたいポイントは「筋トレ+ダッシュ」で“理想のモテボディになる”ということ。筋トレ特集とランニング特集はさんざんやってきたターザンだからこそ、それをミクスチャーしたハイブリッドなトレーニング理論を提唱します。

筋トレが続かなかった、ランニング続かなかった、ストレッチも。。。という人が(自分も含めて)ターザン民なわけで、その人たちに「そのパターンもあったか!!」と心躍らせられる企画なのです。

ターザンが提唱するトレーニングスタイルは“外に出て自重で鍛える”というもの。入会金はターザンの購入するお金のみ。あとは公共のインフラを使えばできることばかり。そこには、工夫の妙であったりバリエーションの豊かさだったり、面白企画であったりというターザンらしさがあり、それは体育の授業が大いに学んでいくべき姿勢であり、取り入れるメニューもたくさんあるのです。

なぜ短距離ラン+筋トレで細マッチョになるのか

無酸素運動とは、運動中に呼吸をしないことではありません。

体内でエネルギーを生み出すときに酸素を必要としない運動のことを指します。筋力トレーニングとダッシュはともに無酸素系の運動であり、速筋繊維に効く運動なのです。

また、無酸素運動によって「成長ホルモン」の分泌も促されます。これによって、肌・髪の毛・爪などを含めた全身の細胞が活性化されるため、若々しい体を保つことができると言われます。

アンチエイジングの鍵は無酸素運動にアリと言っても過言ではありません。

中高生ならいざ知らず、私のような30歳やそれ以降の年齢の人に「ダッシュしてください」と言われたらどうなるでしょうか?

運動会の保護者リレーでお父さんのハムストリングが次々と肉離れを起こすのはダッシュあるあるですね。また、怪我をしなくても「なんかぎこちないな」「走りにくいな」という昔は感じなかった違和感を感じることもしばしば。

つまり、短距離走とは難易度が高い動きなのです。

例えるならば「F1」でしょう。メカニックが何か部品を間違えていたり、ネジが緩んでいたらどうなるでしょうか?アクセルを踏めばあっという間に200キロを超すスーパーマシン。きちっと整備されてなければそこに負荷が集中しあっという間にマシンは破損したりコントロール不能になり、事故は免れません。

短距離ランをするためにはそれに耐えうるだけの筋力・柔軟性・技術が求められるわけです。つまり、短距離ランができるようになる過程で理想的な体が出来上がるということなのです。本当に体育的な企画だと思います。

短距離ランは本当にハードです。全身運動なので、体力をかなり消耗します。

したがって筋トレはダッシュの補助運動ということになってきます。そうなると、汗もかいてるし体力も消耗している。そこまで大きな負荷をかけたトレーニングはできません。

したがって筋肥大してゴリマッチョにはなりにくいということだと思います。

※ゴリマッチョになろうと思えば、とんでもない努力が必要でそう「簡単にはなれないぜ」という言葉が出そうですが、ターザン編集部もそれは承知のはず。ダッシュ+筋トレ=細マッチョという夢を見させてもらえばターザン民はそれでいいのです。

メニューにこれといった特色や新しい理論はありません。

しかし、怪我しないために絶対押さえておきたいポイントは完璧と言っていいほどまとめられています。陸上選手はダッシュができる体を作ることに多くの時間を割きます。これが野球部との決定的な違い。スキップ系でリズムよく腿上げを行ったり、バウンディングで反射を使えるようにしたりという手順をしっかり踏まえるということ、そしてクールダウンもしっかり行うこと。これが本当に大事なのです。

自分も体育の授業では「スキップ」「ジャンプ」のメニューは必須です。補強運動も腕立て腹筋背筋という定番メニューは廃止して馬飛びを行っています。つまり、筋肉を固めて腱が使われる運動を行うことが瞬発力を生みます。それが馬飛びや、バウンディングや縄跳びなんかのメニューによって強化されていくのです。動きにバネを感じない子はその基礎体力がない、使えていないということなので才能がないと諦めないでください!!

ウォーミングアップからじっくりやれば、あっという間に30~40分ぐらいは経つと思います。

週3日ということですが、大事なのは「完全に回復するのを待つ」ということ。

調子が悪かったり、ふくらはぎなどに疲れが残っていれば無理せずにほかのストレッチ系や持久走系などのメニューを行うことをお勧めします。さきほどのF1の例を出しましたが、全力疾走できる体を作る中で理想のボディが出来上がると理解しておきましょう。野球部のように「ダッシュ50本!!」ではケガするか、ハムストリングなどが固くなり違和感がいろんなところに出てくるなど、いいことありません。

今回の特集の本質は何か

それにしてもなんで今回は、今までのような「ヨガ」「筋トレ」「ダイエット」とかではなくて「短距離ラン」なんでしょうか?

それはインスタ映えするから

と思ったのは私だけでしょうか。メニューは短距離ラン中心ですが特集としては「細マッチョ」です。つまりサラリーマンがモテるために体つくりをするという軸はブレていないように思います。

陸上界のモテ男。50m走が早い奴がモテるという神話を世界的に証明した男。

それはこの人“ウサイン・ボルト”

いや、美しすぎるでしょう。

筋力、柔軟性、その連動性が生み出す美しさは見るものを魅了します。野球界ではイチローといったところでしょうか。

とにかく映える。それはモテる。

ターザン民はそこに夢を抱くのです。

細マッチョと言えばボクシング

またボクシングも細マッチョになるにはうってつけのスポーツです。私も5年間の週2回ボクシングジム通いによって体型が大きく変化しました。育児が落ち着いたらまた再開したいスポーツナンバーワンです。

ボクシングはダッシュのかわりに上半身を超高速で動かします。パンチは当然下半身の動きも重要なので全身が全速力で動くことになる。しかも、パンチは届かないと意味がないので可動域を目一杯使うためトレーニングを積めば積むほど動きやすい体になる感覚がありました。

こう考えると「全速力+筋トレ=細マッチョ」ということも言えるかもしれません。

ブームは衰えない“スパルタンレース”

ラン+トレーニングでもゴリマッチョ系なスパルタンレース。

ラグビー選手が脚光を浴びる中「おれも、でもラグビーはちょっとな」という人にはスパルタンレースがある。コンタクトスポーツではなく、基本的には「自分との勝負」であることがポイント。

「筋肉を太くしても使えないと意味ない」というトレーニング中傷あるあるをぶち破る泥臭いレースです。

泥臭いからこそ美しい。

ブルーハーツの歌詞みたいですが、そこに惹かれる人は多いのです。

あとは大自然+ランという組み合わせ。

最近はアウトドアブームなので大自然を相手に戦う姿がモテるのです。(知らんけど)

自分は自然と闘い、意中の相手に焼きそば(このチョイスがインスタ映えしないが。。。)作ってもらう。走った後にはみんなでバーベキューとか最高のシチュエーションでしょう。笑

学校教育ではスキー実習などで自然と対峙することはあるのですが、スパルタンレース的なものはないですね。。すこし考えてみようかなとアイディアのきっかけを頂きました。

細マッチョ、インスタ映えボディになるメリット

さて、ここまではターザンの特集のロジックと意図について書いてきました。

  • 短距離ラン(全速力の動き)+筋トレは細マッチョになる
  • インスタ映えするスポーツマン

という話でしたが、ここでトレーニングを行うことで得られるメリットを考えてみましょう。

①モテる

これはターザン民に向けてのメッセージでもありますね。「モテる」「健康」これを実現するためのメソッドがこの雑誌の中核となるので、ここは外せません。

実際に、鍛えた体で切れよく動くとカッコイイものです。それがプロスポーツの魅力の一つでもあります。

しかし、「2か月で、、、」と銘打っているがそこまで頑張れるのか。頑張れない人のために新しいターザンが出るのです。つまり魅力というのは方法論はある程度確立しているものの、簡単には続けられず、結果が出る前にやめちゃうというのがほとんどなのです。

②若返る(ロコモ対策)

無酸素運動は成長ホルモンを促すという話をしました。つまり、アンチエイジングになるということです。加えてプロテインを飲む習慣がつけば鬼に金棒。タンパク質の効果もあってより若返っていくのでしょう。

ロコモとはロコモティブシンドロームの略で、高齢者の運動機能の問題のことです。短距離ランができる体にするプロセスのなかにダイナミックストレッチ系のメニューが数多くあります。大きく体を使うことで力だけでなく可動域も目一杯使うことになるのでロコモの対策に十分効果があります。

③良い習慣が日々の生産性を上げる

ハーバードメディカルスクールの研究で、定期的なエクササイズは記憶力・集中力・頭脳明晰さにかかわりが深いことが証明されている。なぜならワークアウト(定期的なトレーニング)によって「良い習慣」が身につくからである。今回の短距離ラン+筋トレにしてもほかのトレーニングにしても“ゴール設定・計画づくり・タイムスケジュール・実行力・結果の分析力と調整力”という力が過程において身についていく。これはビジネスにも転用可能。勉学にも転用可能です。

トレーニングに得られるものは結果としてもたらされるものだけでなく、習慣そのものが自分にとって大きなメリットになるのです。

④心身に自信が持てる

自分のカラダが変わる。これはテンション上がることは間違いありません。

いい服を着るとテンション上がりますよね。これと同じです。しかも体の場合、服を着ていても脱いでいてもいい体はそこにあるのです。なので常にテンション上がりっぱなし。

また、自分より鍛え上げられた体に人にケンカを売る人はあまりいません。ケンカを売る人は自信がないけど、それを隠すためにビビらせようとするためにマウントをとってきます。つまり勝てそうな相手に勝てそうなときにだけ吠えるのです。普段から鍛えた体と鍛えた日々は確実に自分に自信を与えるし、見た目も変わるので変な人に絡まれることは減るでしょう。

あとは自分が調子に乗って偉そうな態度をしないように注意しましょう。

自分がボクシングで学んだこと

自分は大学4年から5年間ボクシングジムに通っていた。これは今回の「細マッチョへの道」という企画とも連動性が高いと思い、そこで何を学んだのかを最後に書きたいと思う。

来年度から教師として働く場所が見つかると同時にボクシングジムに通うようになる。

  • 自分の能力のコンプレックス
  • 一番怖いのは不気味なやつだから、クラブ活動があまりないものをやる
  • 生徒に手を出せないなら、ここで発散する
  • 全力で何かをしたい
  • 家からジムが近い(徒歩5分)

こんなことを考えていたと思う。自分は運動能力がないことは明白だし、それでも生徒に負けないためには何かわかりやすい強さが欲しいと思っていたのでボクシングを始めた次第である。

本当にセンスがありませんでした。

はじめは「みんなここからスタートなのかな」と思っていたのですが、5年間のジム生活でどんどん新しい入会者が来るわけです。みんなそこそこできます。自分は本当にダメでした。みんな1で踏み込んで2で腰を回して打ちます。それが自分にはできなかった。1で踏み込んで2で腰を回すときに手が出てこないのです。野球のピッチャーのイメージで腕を残してしまうのです。本当に苦労しました。腰が入らないのでパンチは当然弱い。サンドバックなんか「殴られてんのかな?」と錯覚するぐらいだったですからね。

それがプロとマスボクシング(軽い打ち合い)とかスパーリングできるようになったわけです。何をしたかと言えば「基本の徹底」「自己分析と他者分析」というシンプルなことなんですが、これでここまで変わるのかと自分でもびっくりしています。

やはり基本の徹底と自己分析で少しずつでも変わるということは真理なのです。だから体育の授業でも「その競技における基本は何か」「基本の習得の手順は何か」をしっかり教えることが結果的にゲームの質を向上させ、授業満足度を高めるのかなと思います。

また、むちゃくちゃ強い人は山ほどいるんやなと思いました。こんなしょぼいくせに弱い奴に向かってマウントとるのってむっちゃダサいよなと心底思わされました。本当に教員という仕事をするにあたってボクシングをしておいて良かったなとつくづく思います。

1週間のマネジメント

ボクシングの動きにある程度慣れてくると、楽しくなってくる。やればやるほど上手くなるのは初心者の特権である。そうなると頭の中は「今週はどこでジムに行こうか」ということを考え始める。週2回会員なので、どこにボクシングの日を充てるのかは重要だ。間違っても週1回で終えることは許されない。そうなると水曜日までに1回はマスト。あとは体調とそのほかのスケジュールによって行く日を決める。こうしてライフスタイルとしてのボクシングとなった。

1時間半のマネジメント

また、ジムでトレーニングにかける時間は1時間半以内と自分ルールが確立していった。これ以上長くやってもしんどくなるだけで質は維持できないと感じたからだ。そうなるとおのずと練習できるメニューも限界が見えてくる。あとは限られた時間の中でいかに質を高められるか、目標を達成できるかを常に意識しながら取り組むことができるようになった。今叫ばれている働き方改革や生産性の向上のヒントはここに詰まっていると思う。

3分のマネジメント

ジムのシステムは3分の動く時間と30秒の休憩。これが延々と繰り返される。メニューは各自に任され、ミット打ちだけはトレーナーに呼ばれて相手してもらう感じで基本的に自由だ。そこで上記の1時間半のマネジメントと同様に、決めたメニューを3分間の中でどうデザインしていくか、どう行うのかが練習の質を決めていく。

ストレッチの後、シャドウボクシングを3ラウンドするのが自分のルーティーンなのだが、まずはゆっくりフォームを確認しながらはじめ、徐々に体が温まってからスピードを上げる。ある程度規則的な動きを繰り返しつつも、すこしずつ変化をつけていく。自然にできない動きがあれば、すこし動きを止めて確認して徐々にスピードを上げるなど地味だがこの繰り返しで新しい動きを獲得していく。がむしゃらにやって後で勝手に動きを習得しているなんてことは絵空事だと思う。確かな手ごたえと納得感があってはじめて技術になっていく。ゼロからはじめたボクシングでそのことを確信した。

3分間の中でどれだけ手探りをし、手掛かりをもとにさらに先へと進むことができるのか。その勝負をすることがボクシングと向き合うことなのだと思う。

残り30秒での粘り強さ

ミット打ち、スパーリング、サンドバックは辛い。しんどい。逃げ出したい。そんな自分との闘いである。そんな中残り30秒でどれだけラッシュをかけられるか。単純なパターンでいいのでひたすら連打することが自分のルール(そのレベルでしかないのだが)。

もう限界なのだがそこで踏ん張るからこそ強くなれる。実際に強くなる人は残り30秒の気合が違う。そこで落ちる人は自分で落としている。自分に負けている状態だ。終わりが見えているのだから、そこまで力を尽くす。やり残さない。その逃げ出したい自分をどうコントロールするか。それを学ぶことができた。

プロとのスパーリングは地獄である。

何もできない2ラウンドが待っている。ふつうに負ける。痛い、苦しい。なんで趣味のボクシングでこんな目に合わないといけないのか。。。そんなことも思いがよぎる。

でも、そこで勝手に戦意喪失しては相手にも失礼だ。プロはプロで試合に向けて調整をしている。そもそも本気は出していない。それなのに不貞腐れたやつが目の前にいたら本当に失礼というもんだ。

だから、自分はミッションを掲げる。「5回は踏み込んで打つ。その時にすぐステイバックしてガードをしっかり固める」とか、「右打ちから左打ちにスイッチを入れる。そのときは躊躇しない」などその時の自分のテーマをプロ相手に試すことに決めていた。

そうすると最後のゴングが鳴るまで緊張感が途切れない。「くそっ」という気持ちも沸き上がってくる。

これは、いろんな場面で転用可能な考えで、「絶対無理やろ」「なんでやねん」というよう仕事があっても自分なりに取り組むことができるようになる。

プロで勝てる人は謙虚である。プロでうまくいかない人は横柄である。これは間違いない。

基本的にプロで勝てる人は年齢関係なく敬語で話す人が多い、一方でじぶんのようなアマチュア相手には態度を変える人は伸びない。

常日頃の姿勢が違うのだと思う。

謙虚な心なくして成長なし。成長がないところに勝利はない。そんなもんだと思う。自分はそのレベルになれなかったがジム生活で学んだことの一つである。自分も仕事において謙虚に学び、取り組んでいきたいと思う。

まとめ

こんかいもターザンを読んで教材研究させてもらいました。やはり大事なポイントをわかりやすくまとめられていて素晴らしいですね。あとはレオンのちょい悪おやじ的なキャッチコピーだけですね。

ターザンを読む、ターザンのライフスタイルによってどうなるのか。そこを植え付けることが読者を増やすポイントのように思います。これからもターザン様、よろしくお願いいたします。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

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