【ヒップホップで保健の授業】マジでハイ

保健ネタ

朝起きて、株価をチェックしたつもりがスキージャンプ台の画像を調べて、、いや、株価でした。大暴落。混乱続く感染症と経済。まあ、人命が最優先ということで元気であればいいじゃないかと大局観をもって生活したい今日この頃。とにかくこの期間に個人のレベル上げしかないでしょう。ダンジョンに出ても何も起こらないのだから、草むらをぐるぐる歩いてモンスター倒して経験値稼ぐあの時間が今なんだと思いながら今日もスケボーしてきました。オーリーという技、だいぶうまくなってきました。あと股関節の柔軟性にも取り組んでいます。個人でできるレベル上げ、皆さんもぜひ。

そんな混乱期の日本には倒産やリストラ、内定取り消しなど残酷な現実を突きつけられる人や持て余した時間とエネルギーの行き場を探す中高生が増加中だ。そんな人たちに必要なのは「性教育」と「薬物乱用教室」「飲酒と健康」といった学びなおしである。目の前に頑張ることがなくなったり、将来のことを考える余裕がなくなると「ちょっとぐらいいいかな」とか「もうどうでもいいわ」となってしまう可能性がぐググっと上がってしまう。そんなときの現実逃避のアイテムが酒でありセックスであり薬物になる。

そこで少し立ち止まって考えてもらうにはどうすればいいのか?

現実逃避の方法はそこにしかないのか?

説教臭く「健康被害」「社会的問題」「将来」を持ち出したところで、効果はない。むしろ加速させてしまう。いますぐ現実逃避できて、健康被害も将来への悪影響もなくて合法的なものが求められている。

その一つの方法が「音楽の力」で乗り越える。それが前回の記事である。

クリーピーナッツの「合法的なトビ方ノススメ」の歌詞を読み込みながら何でもいいから自分の世界に没入するものを信じようという話である。

今日はその「音楽の力」で乗り越えるシリーズ第2弾である。

目次

  • 薬物乱用教室
  • 梅田サイファー
  • 「マジでハイ」解説
  • 第3の波
  • まとめ

薬物乱用教室

現在、禁止薬物に関する啓発活動はテレビCMなどもあるが主たる現場は学校である。学校の教師がどう教えたか。それが生徒にとっての薬物の基礎知識そのものになっていく。そのあとは勉強することは少なく「学校の教育か都市伝説か」というような構図の人も少なくない。学校では基礎の基礎しか教えないのでその時々に適切に勉強し知識を強化していく必要があるが、何を信じていいのかわからない人も多いはずである。そもそも学校でしっかり学んでいない(ちゃんと教えてもらってない)人も多いはずである。

学校の教科書に何がかいてあったっけ?

それは上記の「合法的なトビ方ノススメ」の記事におさらいをしているので確認を。

日本の現状

多くの人にとって薬物は馴染みのない存在で「別の世界」という認識であると思う。だからこそ薬物使用者へのバッシングが激しくなるし、社会復帰に不寛容であるのだと思う。そっち側の人間はこっちに入ってくんなという雰囲気が日本にはある。

それはちょっと違うよ。あなたも何か状況が変化したら踏み込んでしまう世界でだから怖い。その世界から脱出したい人に対してもう少し温かく見守ってくれませんかということでもある。

こうした雰囲気の中で日本の薬物乱用者は大きく分けると2つである

反社・暴力団

カルチャー(ヒッピー)

“マトモ”“常識”“みんな”に馴染めない人たちが生み出した世界の住人といってもいいだろうか。

例えばビートルズのジョンレノン。かれは有名な薬物乱用者だ。アメリカの大麻万歳雑誌の表紙に堂々と登場する。かれは平和と愛を歌い、多くの人を魅了してきた。そのかれが使用しているとどうなるか「あのジョンレノンが使っているんだから」という気持ちになる人が増えるのは不自然ではない。

国・政府・学校というものに一言モノ申すために生まれたカルチャー(カウンターカルチャー)は多い。

そのカルチャーを大事にする人にとって学校で教師が何を言おうが、国がCMを作ろうが、たんなるうるさい説教ぐらいにしか受け取られない。その人に薬物乱用をやめさせる言葉はどうすれば届くのか。

それは学校の外側、アンダーグラウンドに薬物乱用を非とするカルチャーを作るしかない。

梅田サイファー

梅田サイファーをご存じだろうか。

サイファーとは円になって順番にスキルを出し合うバトルの形式である。大阪の阪急梅田と阪神梅田の間にある橋でサイファーをしていたということで「梅田サイファー」というネーミングになっている。各地にローカルなサイファーが存在する。

この梅田サイファーは実力者ぞろいで有名で、クリーピーナッツのR指定も梅田で技を磨いたと言われている。以前は東京か名古屋がヒップホップのメッカだった印象だが、大阪や横浜なども盛り上がっている。

そんな大阪のはみ出しもんともいえるメンツが送り出す楽曲が「マジでハイ」だ。

この楽曲で彼らが届けようとするメッセージは「薬物じゃなくてもハイになる方法」という学校の薬物乱用教室のマイナス面を前面にした説教臭いものとは異質である。

プラス思考の薬物乱用教室とも言えるこの楽曲。これを深掘りしていきたい。

「マジでハイ」解説

アカペラの冒頭

ステージとスピーカーペン先とペーパーマイクロフォンとビーツでどこまでもhigherステータス、フェイマス札束のジェンガ、金ピカの王冠(無くたって王者)トレンドセッターミスターファッショニスタメリケンラップの翻訳はいいやメリケンサックなライムでビックペイバック(I’m a レペゼン 梅田 No’1 player)

このアカペラで始まる冒頭がかっこよすぎ。ヒップホップでパフォーマンスすることそのものが最高でどこまでもhigherである。金じゃない、タイトル(名誉)じゃないんだ。そう宣誓する。

あなたにそんな存在はありますか?

金ではない、名誉ではない、それよりも「それをすること自体が楽しい」というものを持とう。金と名誉が得られそうにないことに親や教師は「将来の役に立たない」と言うが、そうではない。そこに救いがあると彼らは言っている。

ヒッピーカルチャーにつきもののアレはいらない

[peko]キノコ食わずとも最速のスーパーマリオ捌かなくてもI get mo money yo シャンパン開けずともVIP 俺に必要ないB.I.T.C.H 草よりも高く飛ぶアッパー 完全無欠 like ナーフ前のサガット分かるかな? この歴然の差が True B-BOY Let’s continue the sagaお前らがトんでる間にFly Away よく言われるよ『ラップが上手いだけ』それ以外に何が必要なんだっけ?

キノコを食べてパワーアップするマリオは「あれマジックマッシュルーム常習者だろ」と巷では言われます。(ポパイのほうれん草はステロイド) BITCHとはビッチでありセックス好きなひと。つまり、ここで薬物にアルコール、セックスはいらないとヒッピーカルチャーを完全拒否。ラップが上手いだけでいいじゃねーかと言い切っています。

素面とハイ使い分けろちゃんと 行き過ぎたバカ繰り返すチャンポン だから言ったろ混ぜるな危険と 自然とマジでHigher I’m p.e.k.o

平常モードとハイになるモードを使い分けろと提示するpeko。冷静に考えることと盛り上がること両方大事でその場に応じて使い分けることはできるようにしていきたい。

サイファーで戦おう

[koperu]出動、毎回集う円の中では質より量の押し問答  殺し文句 踏み外すならば韻で充分  ありったけのペンありったけのページ  さっき書けたこのラップでキマれたらオーバードーズ

「出動~押し問答」まではサイファーのことを歌っている。サイファーで何をするのか、それはペンと紙にありったけの準備をして勝負に挑み、相手を倒す。その繰り返し。

これは自分たちで仲間を作って、遊ぼうぜ、その中で技を磨こうぜということだ。放課後にあつまって野球でもいいしスマブラでもいいしモンハンでもハイパーヨーヨーでもいい。

コロナの影響でクラブ活動ができなくなった今、そんな遊びにとことん熱中するのもいいのではないか。おじさんも毎日スケボーやってみるみるうまくなって最高な気分。

R指定のサクセス

ご存知 合法的トリップアドバイザー アゲてきた山の数が違います まず間違いない満足度 生身で奏でる肉体言語 誇る強度トラップビート ドラックディールとも無縁の作詞法

合法トリップアドバイザー!!そんな名称ははじめて聞いたが、説得力は十分。ビートに乗せたラップで何人をアゲてきたのか。薬物に頼らずとも、ハイになれるし、現実逃避もできるし、なんなら現実も塗り替えられるスキルが身につくかもしれません。すくなくともR指定はこうしてサクセス(成功)していったことは間違いない。

スマホの普及で高校生のラップがガンガンYouTubeにアップされている昨今。合法的にハイになる方法、世の中に溢れている。あとはあなたの心と行動力。

第3の波

さきほど日本の薬物乱用者は大きく分けて「反社」「ヒッピー」の2つと書きました。ところが、ここ数年の間で欧米でさまざまな変化が起こり、日本にもその波が来るとか来ないとか。

その第3の波。それは「大麻合法化」の波。

メキシコ麻薬戦争という本を読めばアメリカが合法化するのも「仕方がない」と思える強烈なフィクションのような描写の数々。もうアメリカは大麻で色んなものがパンク寸前。

日本はどうか。貧困層から大麻をもって東京から大阪、九州に行くころには何トンもの大麻がなくなり、人も亡くなるなんてことはない。あまりにもリアリティがない。しかたなく合法化するしかないなんて状況ではないというのが現状だろう。

しかし、第3の波の問題は「大麻を正当化する理由」が国外にたくさんできたこと。ググれば「大麻は問題ない」というデータや記事やコメントが溢れている。(逆に「大麻 合法化 失敗」でもたくさんひっかかる。信じたい情報だけを信じて生きていけるこの社会において、そこに手立てを講じないとそっちに流される人が増えてもおかしくはない。

現状で第3の波に対してできる指導

「だってアメリカでは合法化じゃねーか」と言われれば

「じゃあアメリカ行って使えよ」と言い返して

「日本で大麻で逮捕されたらこんな生活だ」と

高野政所の“前科オジサン”という逮捕から獄中生活、出所までをリアルに描いた本をポイントを解説した後で「いつ返してくれてもいいから」と言いつつ手渡すしかない。

しかし、それでは5~6冊は持っておかないといけなくなるがそれも仕方あるまい。

まとめ

  • マジでハイを聞く
  • 自分たちなりのサイファーを作ってスキルを競い合う
  • 自分なりに没入できる世界を持つ(親に「将来の役に立たない」という言葉に負けずに信じる)
  • アメリカは仕方なく合法化。これに関しては日本は日本。
  • 合法的にハイになろう。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

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