こんにちは。ホケンタイイク246です。
今日、緊急事態宣言が出される予定ですが入学式が勤務校ではありました。
ここで個人的な意見を述べるのは、管理職と同じ土俵にいるわけではないので伏せておきます。
(職員会議で色んな意見が出たうえで決行されたので。。)
緊急事態宣言の影響でGW明けまでは計画されていたオンライン授業も中止。
学校的にはなしでも、学年の裁量でできる分はやっていきたい。体育もやるつもりです。
一刻一刻と状況が変わるなかで対応は大変ですが、
「ピンチはチャンス」
時代遅れと揶揄されがちな教育を前に進めるチャンスと捉えて頑張りましょう。
今回の記事は「オンライン授業の手札」ということで、休校中にどんなことができるのか。
その手札を整理して、できそうなところから手を付けていきましょう。
目次
- zoom
- 課題配信
- LIVE中継
- まとめ
ZOOM

テレワークと言えばZOOM
オンライン授業と言えばZOOM
毎日毎日ZOOMZOOM
とにかくいま最もホットなアプリでしょう。
セキュリティの問題があって使用禁止の企業もちらほら出始めているそうですが
ベンチャー企業なのでこれから十分改善の余地はありそうです。
オンラインサロン内ではじめて使ったときはむちゃくちゃ緊張して吐きそうになりましたが
ミュートやビデオなどの使い方を理解できると落ち着いてきます
先日はZOOM飲み会もサクッとやっちゃいました。
やはり人間はわからないものに恐怖を覚えるんですね。
そこを乗り換えられれば問題なくできそうです。
ZOOMをどう使うか
- 教師登校×生徒在宅
- 教師在宅×生徒登校
- 教師在宅×生徒在宅
この3パターンが考えられます。
①教師登校×生徒在宅
これがいま一般的なオンライン授業のスタイルでしょう。
多くの学校はこれを想定しているはずです。
緊急事態前の休校措置ではベターな選択です。
②教師在宅×生徒登校
アフターコロナであれば、この状況も可能です。
大事な試験前にインフルエンザにかかってしまった。。
でも、範囲を終わらせないと試験ができない。
そんなときに部屋からZOOMをつないでオンライン授業を行えば、進度を調整することが可能です。
この状況によって普及したインフラを活用する姿勢は大事です。
③教師在宅×生徒在宅
もし緊急事態宣言が通勤禁止ということになれば、教師も生徒も登校できません。
しかし、ZOOMがあれば授業をすることは可能です。
ここまでして授業したくないという人は迷惑な話かもしれませんが。。
課題配信
オンライン上で課題を配信し、データ送信によって提出させるスタイルも可能です。
これはプラットフォームの整備が前提なのですが、
勤務校が採用しているのはこの2つです。


この2つは基本的に機能は同じです。
- 指定した生徒に課題を配信し、提出させる
- チームを作り情報共有
という使い方に有効です。
個人的にはグーグルクラスルームが使いやすい。
スマホのアプリでもサクサク動くので最高です。
持久走のデータ提出や、体育祭委員のグループを作って
そこをプラットフォームとして活動を進めることもあります。
また、終礼で伝えそびれた、配布し忘れたときに配信できるのは便利です。
体育で実際に使った場合
持久走のデータをグーグルクラスルームで送信させた場合、
こんな感じになります。





こんな感じで使いました。
体育に限らず全科目で応用可能です。
これを機に始めるのもアリだと思います。
はじめはうまくいかないかもしれませんが慣れてくるので大丈夫です。
私的なメールやLINEでやりとりするより10000万倍安全ですし、問題も起こりにくい。
使わない手はないと思います。
LIVE中継

この画像を見て、「防犯カメラ?」と思った人も多いはず。
まさにその通りです。
しかし、このシステムを利用して授業配信している学校が実際にあります。
例えば、教室に入れない「保健室登校」の生徒がいるとします。
その生徒にも授業を受ける権利があります。
その権利を担保するシステムになっているのです。
それはそのまま教室監視にもなるので、生活指導問題抑止にもなるわけです。
すこし気持ち悪いですが。。。
悪用されるといけないということで、校外への配信はしていないようですが
- 授業だけを録画してアーカイブする
- 授業だけを配信
というシステムが構築されれば在宅で授業を受けることも可能になります。
そうなれば不登校でも授業を受けることができることになります。
むかし、予備校の授業をすべて録音して自習時に聞き直していたことがあります。
もしアーカイブが残れば自習の効率も2~3倍は上がるでしょう。
実装するにはコストハンパないですが。。。
まとめ
- オンライン授業はZOOM一択ではない
- 教師が休んでも授業ができるインフラが整った
- 評価経済的な教育システムへの移行(欠課時数は無価値)
工業社会の到来とともに「労働者」を生み出すための教育がいまのスタイル。
欠課時数や提出物が幅を利かす。
でも、オンラインが普及すれば学校に来ることが学ぶことではなくなる。
以前からもそうだったが、うやむやになっていた。
いかに結果を出すか、評価を得て信頼されるか。
そんな評価経済の足音は社会を覆いつくし、教育にもその波が来ようとしている。
それを受け入れて乗るのか、
打ちこわし運動をするか、
あなたはどっち。
このゼロヒャクの発想は論外としても、
今できることは「オンラインの可能性」を探り出来ることをしてみるしかないと思う。
それが、「在宅」と「登校・出勤」のバランスのとれた社会づくりにつながるし、
Withウィルスには必須の発想である。
いま学校と教師が試されている。
明日からも生徒のために汗をかきましょう!!