【保健の授業】妊娠・出産と健康

保健の授業

こんにちは。ホケンタイイク246です。

オンライン授業が日常化してきました。

今日は通勤組と在宅組でZOOMで学年会議。なんの問題もありませんでした。

こんな感じでコンパクトにできるのであれば今後も積極的に取り入れてほしいと思います。

きょうは落ち着いてきたということで、教材研究シリーズ。

「妊娠・出産と健康」という取り扱いに慎重になる分野。

これは話があちこち飛んだり、下世話になったりして

緊張感だけあるものの、何を学べたかわからない。なんだか脅されただけ。

そんな授業になりやすいですよね。

でも、それって「妊娠のしくみ」「出産のしくみ」を

実際に語るまでに、説明しないといけないことが抜けてるからではないかと考えています。

「妊娠・出産」に前に語らないといけないことはなにか、

それを整理してみましょう。

妊娠・結婚についてなんだかうまく整理できないという人はぜひ参考にしてみてください。

目次

  • 「妊娠・出産」の前に説明すべきこと
  • 相手がいる、いない
  • 相手がいる
  • 子供ができる理論
  • できないとき
  • コミュニケーションとしての性交
  • 意図せず妊娠することは不幸の始まりか
  • 相手がいない場合
  • まとめ

「妊娠・出産」の前に説明すべきこと

思春期になると性欲が生まれます。(多くの場合)

そのときに「恋人になりたい」「セックスがしたい」などさまざまな感情が芽生えます。

ここでは、「妊娠と出産」からではなく

欲求の原点である「性交」からスタートさせましょう。

それまでの授業で説明していても、そこからサラッと遡って説明するのがポイントです。

相手がいる、いない

性的な欲求が高まり「セックスがしたい」と思ったとしましょう。

そこで、最初の壁は「相手がいるのかいないのか」ということです。

いる人と

いない人

そこで大きく進む方向が変わるんです。

生徒にとってはここが自分の問題

生徒からしたら、ここが一番「自分のこと」として聞けるポイントです。

したい。でもできない。

そんな彼らに授業のはじめに共感してもらう。

だから、そこから続く話が「関係のない話」ではなく

「自分にもありえる話」になるのです。

相手がいる・いない

相手がいる場合、次のステップは「子どもが欲しい・欲しくない」

いない場合は「自分で満たす」「お金で満たす」「むりやり満たす」

という形で分かれていきます。

何が望ましいか、

この選択肢が頭にあるか、

それによって行動も変わります。

選択肢がないところに予防も警戒もできません。

性交にも選択肢が多い

子供が欲しくてもできないという課題、

コミュニケーションとしての性交にも「愛情なのか欲望なのか」という課題がある。

なんとなくで済まさずに考えさせたいところです。

性犯罪の多くは相手のことを考えられない自己中な人に多い。

自分がそうならないように、思考の道筋を知っておいて欲しいものです。

子供ができる理論

ここまできてはじめて「妊娠・出産」の話題が出てきます。

つまり生徒の心、思考と、

教師の教えたいことが

ここまで距離があるということです。

ここは教科書をベースにしっかりと教えたいところです。

できないとき

子どもが欲しくてもできないことがあります。

ここだけで50分使えるところですね。

不妊治療

不妊治療だけでも「原因」「方法」「メンタル」「費用」などトピック満載です。

不妊は女性だけでなく男性の原因が多いこともわかっています。

また、不妊治療の方法や費用の話が多くネットにありますが、

実際に行った人のメンタルは書籍に多く書かれています。

手段があればいいというものではなくて、

人間の感情についても知ってほしいところですね。

養子・里親制度

養子や里親も大事なセーフティネット。

この2つの一番大きな違いは「相続の権利」。

もちろん子どもを出産できる人がこの制度を利用してもなんの問題もありません。

でもはっきりと伝えなければいけないことは

子どもを産むことだけがすべてではない。ということ。

選択肢をまずは与えましょう。

コミュニケーションとしての性交

はい。

中高生が性交をするときにはほぼ間違いなく

「コミュニケーションとしてのセックス」です。

男女の認識の違い

男の場合はAVの世界というファンタジーを現実化したもの

女性の場合は恋愛漫画の延長線上のよくわからないもの

そこに性交に対する認識の違いがあります。

欲望と愛情の違い

  • 欲望を満たしたいだけ
  • 愛情を確認したい
  • その両方

というセックスがあるのです。

お互いに「欲望を満たしたいだけ」であれば、

その二人には「この時間はなかったことで」ということになるでしょう。

自分は「愛情」、相手は「欲望」これが一番悲しい。

この関係が続けばつづくほど、性行為によって心の距離が離れるという現象が起きてきます。

愛情と欲望を混同しないようにしましょう。

意図せず妊娠することは不幸の始まりか

  • 避妊をしたけど失敗した
  • あまり考えてなかった

などさまざまなケースがあるとおもいます。

では、この「できちゃった婚」は不幸なのでしょうか?

不幸だとするならば原因はなぜなのでしょうか?

責任放棄

多くは男性です。

逃げます。

  • 結婚せずにお金だけ
  • 結婚せずにお金も出さない
  • 結婚するが持たない

自分だけでなく、他人を養っていくということはとてもプレッシャーです

また、自分の生活が激変することもストレスです。

こうして、身籠っている女性を置いてどこかへ消えてしまうのです。

貧困

単純に生活していけるお金がない

計画性のない行動がお金の面にもあてはまっていたらこうなるでしょう。

また、男に逃げられシングルマザーになってしまった女性は、

この問題にぶち当たる現実があります。

人に逃げられ、生活が困窮していく。

こんな生き地獄はありません。

しかも子供になんの罪もないのですから。

幸せとはなにか

ここまで来てはじめて、こういう話ができるものです。

自分にとって幸せとはなんだろうか。

いまの自分は幸せか。

そんな自問自答をさせたいですね。

正解はないですが、筋道はあります。

「自由」「自己実現」「絆」の3要素で何があれば自分は満たされるのか。

答えはありません。自分で考えることです。

相手がいない場合

相手がいない場合、こうなります。

さきほども書きましたが

  • 自分で処理する
  • お金で処理する
  • 強引に処理する

この3パターンです。

相手が求めてないのに強引に性的な行為をしたら「犯罪」

ここはマストで伝えましょう。

マスターベーション

これはググればいくらでも出てくるので、詳しくは説明しません。

間違いを知ることで、普通を知ることができる。

まちがいの代表例は「こすりつけ」「強すぎるグリップ」「足ぴーーーん」

こころあたりある人はやめましょう。

性風俗の世界

基本的にアウトな業界なので、今回のコロナのような危機が起きたときに

補償がもっとも受けにくい職種です。

でも、そんな業界になぜ働いているのか。

「東京貧困女子」という本に現状が書かれています。

https://note.com/syugyouboy/n/ne3449dc9323f

相手が「いる場合」と「いない場合」

これを立体的に説明してやらないと生徒も先生も混乱します。

すべては自分の欲望から始まっているので、自分の興味がなかったことでもつながってきます。

自分が考えてこなかったその先を説明してあげることが教師の役割とも言えます。

ここを意識するためにもマインドマップは便利です。

まとめ

思春期の心身

思春期というのは「親離れ」するためのステップです。

異性と近づこうとしたり、両親と距離をとろうとしたり、

人との距離感の取り方にとにかく敏感になります。

この時期に人間関係でトラブルになると、その後の距離感の取り方に大きく影響し、社会生活に支障が起きることも想像がつきます。

とりわけ、この性に関すること。性交については慎重に対処してほしいものです。

そのために、保健の授業があるといっても過言ではありません。

マインドマップはなぜ必要か

今回はマインドマップを作り、筋道をたどりながら説明してみました。

そのポイントは「自分の欲求からはじまる」ということ

原点から始めることで「自分にも関係あること」と認識してもらえます。

これをいきなり「妊娠・出産」の話題をしても伝わらないわけです。

時間配分はありますが、原点から筋道を通って説明したいところですね。

正解がない。でも筋道はある。

とにかくこの分野には正解がありません。

そして、自分の行為には「責任」がともないます。

おおくの生徒が幸せになるように、

不幸になる生徒が減らせるように、

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

※今年は男子クラスに対する授業なので、共学のクラスに関しては表現などを変えたり、まとめなおしたりなどしてみてください。

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