【保健の授業】保健の教科書の人権感覚

保健の授業

こんにちは。ホケンタイイク246です。

ゴールデンウィーク明けを目処とした休校措置ですが、

残すところ2週間となりました。

文科省は「対面授業でなければ単位は認めない」とか

「夏休み返上で7時間授業でおこなう」

「学習の遅れを取り戻す」などと、

発言が見られ大きな波紋を広げています。

アフターコロナではなく

withコロナ

また、今回の状況が起きても、生徒の学習が保証される仕組みを

新しく作っていきたいですよね。

勤務校ではオンライン授業を行っており、

評判も上々です。

新しい価値観の元、新しい取り組みを行う中から

新しい感覚をもった人材が生まれるはず。

そこに希望を持っていきたいですね。

きょうは、保健の教科書の教材研究です。

保健体育の教員の関門である

「性教育」

この分野を深掘りしていきたいと思います。

この教科書の質はというと

「完全に時代錯誤の内容で、差別の温床」

と言ってもいいレベルです。。

この教科書を真面目に読んで

これが正しいと思ってはいけない。。

悲しいことですが、現実です。

なぜ保健の教科書を学んで差別につながるのか

どう考えるべきなのか

そこを書いていきたいと思います。

目次

  • 保健の立ち位置
  • 教科書のなにがおかしい!?
  • 性の多様性
  • 差別の温床
  • まとめ

保健の立ち位置

生徒の保健のとらえ方

学校教育において、保健の立ち位置とはどのへんでしょうか

英数国という主要三教科があり、

理社と合わせて主要五科目と呼ばれ、

副教科の中でも「体育」「家庭科」「技術」

のような実技科目でもない。

“副教科であり座学”というポジション

窓際族的なとらえ方をしています。

保健は生きることを教える

そんな軽視されがちな保健の授業。

それは試験、大学受験などに「意味があるかないか」

という判断で生まれる発想です。

保健は大学受験の試験に出ないかもしれません。

しかし、大学受験を万全の状態で迎えるためには

  • 食事、睡眠などの生活習慣
  • 自分の自己実現
  • ストレスの対処

などを継続的に行う必要があるでしょう。

これはすべて「保健の分野」です。

そのほかにも「社会保障」について「環境」「感染症」など

生きる上で必要なことをガンガン教えていくのが保健の授業なのです。

性教育

当然、人類が反映してきたのは「性の営み」の積み重ねの上。

そこも保健が教えましょう。

ええ。

なぜなら、生きる上で必要だから。

教科書には

「性意識と性行動」

「妊娠・出産と人工妊娠中絶」

「性感染症」

という単元があります。

でも、これを大真面目に正しいものだと

理解してはいけないんです。

それはなぜなのか。

説明していきましょう。

教科書のなにがおかしい!?

まずこの教科書を読んでみてください

普通に読めた人もいるかもしれません。

「なにが問題なんだ?」と思う人もいるでしょう。

当たり前に存在しているものがない

何が問題なのか

「当たり前に存在しているものが、

ないものとして取り扱われている」

ということです。

ないものという前提なので見えにくい。。

具体的にどこをみればいいのか

この文章は“人権侵害ではないか”と思えるようなものです。

ポイントはどこか

「異性との交際・・・」

「異性との人間関係・・・」

という「異性」というワードです。

異性を好きになることが前提

要約すると

  • 男性は女性を好きになる。女性は男性を好きになる。
  • 男女間の理解がないからいけない。

と書かれている。

「同性での恋愛」

という当たり前のあるものが抜け落ちています。

性の多様性

性は少なくとも24種類

性は男性か女性かの2種類ではありません

少なくとも24種類はあります。

えっ、と思われた方もいるでしょう。

どう考えれば24種類になるのか。

性にはまず3つのカテゴリーがあります。

  1. 「生物学的性別」男性の体か、女性の体というカテゴリー
  2. 「性別自認」自分自身をどのように自認しているか
  3. 「性的嗜好」恋愛対象

さらにここから分類していきます。

どうでしょうか。

自分の知っている範囲でしたでしょうか。

単純に2×3×3で24種類

性は多様です。

その中にも分けようと思えばいくらでも分けられます。

だから、変に区別するのをやめようという動きが進んでいます。

アメリカでは就職するための履歴書に性別も顔写真も不要です。

性別・人種で差別される可能性があるから。

世界のスタンダードに日本も追いつかないといけません。

2010年代という時代

2010年代はそのことが世界的に議論された時代です。

アメリカではレディガガという性を超えた存在がスターとなり

日本ではマツコ・デラックスがテレビの中心となった。

その流れを受けて

queen・エルトンジョンという性的マイノリティの

スターの映画が記録的ヒット。

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男とか

女とか

ではなく自分がどうあるか

それこそがアイデンティティ

そんな議論がなされていたのが

2010年代なのです。

差別の温床

この教科書の文章に

直接的な差別発言はありません。

それなのに、どうして差別の温床になりうるのか。

それは

「当然にあるものが、ないものとして扱われているから」

差別の原因は想像力の欠如

保健の教科書で「性は24種類もある」という話があるのと、

ないのではどのような違いが出るでしょうか。

生徒の“想像力”に大きな違いが出ます。

「男性か女性かの2種類」

「異性を好きになるもの」

これを教えられたら、LGBTは全部

「自分の知らないなにか」

になってしまいます。

自分の想像力の外側にあるものを人はどう扱うか。

恐れ、遠ざけようとします。

それが差別の原因であり、温床であると言い切れる要因です。

これは、

人種・宗教やコロナウイルスに関しても同じです。

よくわからないから遠ざける

怖いから遠ざける

自分が安心したいことを信じる。

という心理が働くのです。

まとめ

「配慮が欠けると、相手を傷つけてしまうことがある。」

と書きながら、この教科書自体が傷つけている存在である。

この教科書で何を教えるのかが教師の腕の見せ所。

  • なにが問題か。
  • ほんとうに理解しないといけないこと。
  • 差別とはなにか。

そんなところまで話ができそうです。

教科書だから正しいのではない。

時代とともに変化するものがある。

そこを確実にとらえて、

生徒に人権感覚も含めて

教えていけたらとおもいます。

あしたからも生徒のために汗をかきましょう!!

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