5月31日までの休校が決定
6月から登校が始まったときに体育はどうなることが予想されるか。
それは「ほとんど何もできない」と思っている。
厳戒態勢はつづく。ぜったいに。
そうなったときに体育は2mの距離感を保ちつつ何かをするには限界がある。
練習し、テストし、成績をつける。
そんな体育の当たり前はできるのか。。
個人的には現実的ではない気がしている。
練習できず、テストできず、成績はつける
体育教師はそんな現実がやってくることを想定して準備しないといけない。
そのことを念頭に、体育の課題第3弾をスタートさせた。
こんかいの記事では
「1学期の成績のつけ方をふまえたリモート体育の課題」
について書いていきたいと思います。
目次
- オンラインの提出のみで成績をつける
- オンラインでの課題
- 登校解禁後の体育
- まとめ
オンラインの提出のみで成績をつける
この1学期は、オンライン上で成績をつけると腹をくくったほうがいい。
思いつく理由をざっとあげると
- 運動不足の生徒がおおい
- 蒸し暑くなる一方
- 3密を可能な限り避ける
- 練習期間の保証がないのに試験をするのはダメ
- そもそも体育をやるべきなのかもわからない
というさまざまな懸念事項がでてくる。
こうなると、潔くオンラインで完結させると腹をくくったほうがいいのではないか。
これによって上記の懸念事項の何個かは解決する
- 自分のできる範囲で行える(運動不足の生徒でも可能)
- 夕方や早朝は暑さがマシ
- 3密が避けられる
- 登校日に体育をしなくても問題ない
こうすれば腰を据えて取り組めるような気がしてくる。
評価の基準
そりゃ、「記録が正確かどうか」「点数が適正かどうか」という声も聞こえてきそうだ。
でも、それは平時での話である。
いま、体育教師が教えるべきことは
「自分で運動する時間を作って実行するチカラ」
「自分でできそうな運動を見つける」
「人目を気にせず運動するって結構楽しいよ。ということ」
ではないだろうか。
本来、体育はこうあるべきだとも思う。
できる、できないで評価点が変わると「できない=ダメ」という無言のメッセージがそこにある。
運動の楽しさを知る前に「できない自分を晒すのがイヤ」という生徒も生み出しているはずだ。
部活動と体育は違うのだから、これぐらいのテンションでもいい。
評価の基準を「生徒の記録」ではなく、「生徒の活動記録」に切り替える。
ことが求められていると思う。
オンラインでの課題
今週からオンラインでの体育の課題の第3弾がスタートした。
(これまでの課題は最後に貼り付けておきます。)


3種類から選ぶ
- ランニング・サイクリング
- 10秒チャレンジ
- Home Court
この3つから好きなものを選択し、挑戦する。
ランニングなどは無料アプリをダウンロードしてもらってデータをスクショ
10秒チャレンジはルールを自分で決めて10秒間で全力を尽くす
ホームコートはバスケットボール系の無料アプリだが実によくできている。マリオになった気分になれる。
どれでもいいので、好きなものに挑戦すればいい。
なかには完全にサイクリングにハマった生徒もいて、こちら側としてもうれしい。
週に2回以上提出する
提出箱を5つ用意しているがノルマは2回
これを休校解除になったあとも毎週行うようにしていきたい。
自分も参加する
生徒と同じ土俵に立って取り組む
それによって生徒のモチベーションになればと考えている。
登校解禁後の体育
成績はオンライン上でおこなう
だからこそ自由にできる。
じゃあどうするか??
これをいま猛烈に考えている。
まず考えるのは陣形だ。
4列横隊をベースにした場合
間隔が普段よりもだいぶ広い4列横隊をつくるのがベターだろう。
そこからあまり動かずにできる種目といえば何があるか。。
- 縄跳び
- ストレッチ
- 筋トレ
うーん。つまんないな。。。
3密をさけて球技
やはり球技が楽しい。
でも、どうやって3密をさけるの?
もうリアル野球盤しかないんじゃないか。。。
- ダイヤモンドをつくりネットを置きまくる
- ネットにアウト、ツーベースなど設定する
- 攻撃陣はレジ前のように打順を待つ
- 守備陣も同様に待ち、球拾いだけおこなう
- 守備は投手だけハッスル
- 捕手はストライクゾーンシートをネットにくくりつけて代用
- ランナーはパネル(透明ランナー)
てな具合で成立しないかな?
準備と後片付け大変そう。。。
だれかヒントください。
まとめ
- 1学期はオンラインのみで成績をつける
- 評価の基準は「自主的な活動記録」に据える
- その上で柔軟に登校日の体育を考える
このご時世、どう動くかわからない。
だからこそ、
「最悪を想定して○○が無理でも成績は出せる」
という状態は作っておきたいですね。
まだまだ不安ばかりは否めませんが、
明日からも生徒のために汗をかきましょう!!
さいごまでありがとうございました。