【保健の授業】2-9「医療制度とその活用」で“国民皆保険”を理解しよう

保健の授業

大修館書籍 現代高等保健体育

2単元 生涯を通じる健康 9「医療制度とその活用」P82

いきなりセールスマンに教わる保険のこと

今回は勉強しようにもなかなか理解しにくい国民皆保険についてスライドを作りました。

自分自身は何となく言われるがままに民間の保険会社に契約していたところ、

週刊東洋経済「保険の罠」を楽天マガジンで拝読し驚愕させられ、書籍でもkindleでも購入。

読み込んだうえで保険を解約し、新しく入りなおすというところまで至りました。

そのようなことになったのは国民皆保険を理解していないからだと思います。

週刊東洋経済は民間保険会社ディスの論調で書かれていますが、

授業の場ではその会社で働いている親もいることを想定してディス論調にはしてません。

目的

  • 国民皆保険でどれだけ補償が受けられるか
  • なくなったらどうなるかを考えてみる

※スライド内の図表は週刊東洋経済のものを引用させていただきました。

どこで使うか

9「医療制度と活用」

  1. 日本では医療費がかかった場合に負担が減ったり、予防のために健康診断するなど公的な医療サービスが行われている
  2. 医療保険のしくみ
  3. 医療機関には病院と診療所がある。それぞれに価値があり、うまく利用することが求められる
  4. インフォームドコンセントなど自分で納得いく医療を受けられるのかを考えなければいけない。

という流れである。

まさに医療保険のしくみのところでがっつり使える。

根本的に間違っている場合があればご指摘ください。

不勉強な分野をあえて取り組んでいく姿勢を持ち続けましょう。

目次

  • 医療保険のしくみがある
  • 日本の医療保険は充実している
  • 医療保険の基本
  • 「がん」になったらどうしよう
  • #このままだと国民健康保険がなくなる説
  • まとめ

医療保険のしくみがある

日本の自己負担額

病院で診察を受けたときに発生する「医療費」

その自己負担額はいくらでしょうか

  • 0歳~5歳 2割
  • 6歳~70歳 3割
  • 70~75歳 2割
  • 76歳~  1割

と決まっています。

この仕組みによって、何が得られるのか

  • 一般市民の健康

自己負担額が少ないとなると病気になったときに病院に行くことができます。

もし、全額負担であれば「お金がない」ということで行けない、行かないという問題に発展するのです。

みんなで支え合う仕組みが国民健康保険

なぜ、自己負担額が3割で済むのでしょうか。

それは別のところで支払っているからです。

  • 税金
  • 保険料

みんながお金を出し合い、プールしておく。

そこを財源に必要な分だけ使っていくということです。

社会保障の観点をもとう

このような話をしたときに

「おれは健康だからいいんだ」

「全額負担でいい」

と反応する人がいるかもしれません。

でも、保険がなくなると、お金がある人しか通院できない社会になります。

仕事をしてお金を得ることはフィジカルの問題でもあります。

つまり、体調がよくないのにいい仕事はできません。継続して勤めることも難しくなります。

一部の人だけ働いて、大勢が病人。これはディストピアですよね。

2020年5月現在のコロナでも同様です。

基本的にみなが健康で、何かあれば病院に行ける。

だからこそ社会は回るし、安心して生活ができる。

税金を「医療費」「きれいな水」「公衆衛生」などにきっちり充てることって、

じつは大事なことなんです。

社会保障を充実させ、皆が安心できるようにしましょう。

日本の医療保険は充実している

社会保障には2種類ある

  • 病気になったときの「人」への保障
  • 家や自動車などが壊れたときに使う「モノ」への保障

大きく分けて2つある。

そう理解しておきましょう。

日本は「人」への保障が充実している

  • 死亡
  • 障がい者
  • 通院
  • 要介護
  • 失業

などなど、いろんな場面に応じた保障を受けることができます。

一方で「モノ」についてはどうでしょうか?

なし

という項目があるのがわかると思います。

つまり「人」への保障が充実している一方で、「モノ」への保障は不十分だともいえるのです。

まずはこの事実をしりましょう。

医療保険の基本

スライドの説明通りです。

  • 基本的に3割負担
  • 高額なら自己負担1%でいい

この2点を押さえてください。

その上で高額な医療を受けた場合の支出は

9万+ベッド代+食事+交通費+先進医療

となります。

医療は進化している

医療は日々進化しています。

それはどのような変化をもたらすのでしょうか。

  • それまで高額で行っていた治療費が安く受けられる
  • 先進医療だったものがふつうの医療の扱いになる
  • 長期で、数多く通院しなくてよくなる
  • 入院しなくても治療が受けられる

こうなると9万円に加えて支払う自己負担の部分である

  • ベッド代
  • 交通費
  • 食事代
  • 先進医療

の費用が少なくなっていくことがわかると思います。

健康保険のしくみを知り、ひつような準備をしましょう。

「がん」になったらどうしよう

国民の半数が「がん」になる=がん保険に入ろう

という流れがありますが、冷静に考えてから行動しましょう。

半年のあいだ「がん」の治療に専念し、50万円の自己負担額が発生した国民

18か月のあいだ「給与の3分の2を給付」する仕組みがある日本

この仕組みを知ったうえで、民間の保険を検討してください。

繰り返しになりますが「日本は人への保障は手厚い国」なのです。

#このままだと国民健康保険がなくなる説

そんな健康保険も、存続の危機に瀕している。

「人口減少による税収減」

「増税による消費減による税収減」

「コロナによる医療費の増大」

「コロナの影響で仕事を失った人増大により税収減」

などさまざまな不安要素がこの国にあるリアル。

年金問題もありますが、国民健康保険がなくなるとどうなるのか。。。

むむむ。

もうディストピアです。

日本のリアルな問題を解決できないとマジで危険。

  • 子どもが産みやすい、育てやすい社会づくり
  • 教育の充実

ここがないと厳しいんじゃないだろうか

まとめ

こんかいは「週刊東洋経済」を題材に、「国民健康保険」を勉強しました。

このへんの基礎的な仕組みを知らずに

セールストークを聞いて民間の保険会社と契約してしまう。

これがかつての自分です。

この国の保障が今後どうなるかはわかりませんが、

じぶんなりに考えて「備え」というものをしっかりと行いたいとおもいます。

ぜひ、生徒諸君も自分で考えて「備え」をしてほしいものです。

そんな気になってもらえるように授業をしていきたいと思います。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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