こんにちは。ホケンタイイク246です。
登校がはじまり、少しずつ今までのリズムに取り戻そうと頑張っています。
- マスク
- フェイスシールド
という2つの防御は、ウィルスの侵入を防ぐこととトレードオフで、顔面全体が3密状態。
暑い。苦しい。耳痛い。
フェイスシールドをとったときの視界の広さと快適さ。
マスクをとったときの「しっかり呼吸できてる」といううれしさ。
逆にステイホームしたくなる。
さっきから、マスクのゴムを耳にかけずに手で口を押えるようにすることで、
耳へのストレスを軽減させてますが「深いじゃないポジションを探す旅」はしばらく続きそうです。
さて、きょうは「妊娠・出産と健康」という範囲について書いていこうと思います。
男性の体で生まれたものは体験することは不可能な妊娠と出産。
「どうせ、体験したこともないクセに」
という陰口が聞こえそうな分野ではありますが、負けてはいけません。
これは人類の神秘であり、性別関係なく知っておくべきことなのです。
だからこそ、学ぶ価値があるのです。
この記事を読めば「結局、妊娠したら何をすればいいのか」ということがわかる内容となっています。
ぜひ最後までお付き合いください。
目次
- 教科書チェック
- 授業のテーマ
- 宿敵、ホルモン
- 母子健康手帳
- 妊娠・出産雑誌
- おすすめ本
- まとめ
教科書チェック

受精から出産までの流れ
ここに書いてあることをしっかり理解できれば、基本的なことは十分である。
あとはそれを「映像」で見せるか「イラスト」で見せるか「声だけ」で勝負するかである。
そこは各先生のフィーリングでいいと思う。
結局は上記の内容を理解することで、その説明が頭に入ればいいのである。
個人的にはイラストを使う予定である


イラストならば、
- 自分のペースで教えることができる
- 自分の教えたいところだけを抽出できる
というメリットがあるし、映像への切り替えってどうしてもスムーズさがない場合が多く、
よほどのことがない限り使わないほうがいいように思う。
妊娠・出産期の健康のために
ここは「なぜパートナーの存在が必要なのか」を説く必要がある
また、公的サービスにどのようなことがあるのかを説明することになる。
今回の授業はこの後半部がメインテーマである。
前半部よりも後半部が大事。
後半部のために前半部の理解が必要であるということである。
その力点、バランスをハッキリさせたほうがいい。
多くの人にとって
「いかにして子供が成長するかという人間の神秘」よりも
「自分の身に降りかかる色々なことへの対処」を教えて欲しい
というのが本音である。
適当な説明で「まあ、大人になったらわかる」とか「なんとかなる」といわれても困るのである。
なるべく「これを活用せよ」という具体的な内容にしていきたい。
授業のテーマ

どどん!!
- 妊娠したら何に困るのか、何が必要になるのかなどを洗い出す
- 母子健康手帳という偉大なマニュアルについて説明し、
- 少し難解な点は雑誌でイメージをつかもう
という3ステップ。
この時代においてGoogleを必要としない手法を紹介したい。
宿敵、ホルモン

みんな勝俣
妊娠するといままで感じたことのない感情の波を感じる人が多い。
ようは感情の揺れが大きくなるのだ。
些細なことでのイライラは「もう!」で済んでいたのが「ハア?ふざけんな!!!」となり、
花が咲いていて「キレイ。フフフ」は「ああなんて奇麗なんだ。この美しさはまるで白鳥!!」などと、
宝塚歌劇団なのか食パンマンなのかというオーバーなアクションになっていく。
これはすべてホルモンのせいである。
感情が大きく揺れるということは、体力を消耗する。
みんな勝俣じゃないんだから。
こうして妊婦も、それに付き合う周りの人間も疲れていくのである。
体の変化
そりゃ、お腹の中にもう一人いるんだから体の変化は当たり前でしょう
という人もいるかもしれない。
でも、ただ単に子供が大きくなってお腹が重くなるっていう単純な話ではない。
「悪阻(つわり)」
というやつが待っているのである。
- ムカムカに吐き気
- 偏食(食べないとやってられない・何も食べたくない)
- 頭痛
などさまざまなことが襲い掛かる。
それもこれもホルモンの仕業なのだから受け入れざるを得ない。
そのときにパートナーは無力だ。
「大丈夫?」というか、家事を率先して行うかしかないのである。
マタニティブルー
産後の情緒不安定のことを指す。
自分が親になれるのか
そんな不安で張り裂けそうになるひともいる。
これもそうである。ホルモンの仕業である。
妊娠出産におけるホルモンの影響は産後まで続く。
そして、それを放置すると「産後うつ」という名に変わる。
なのでパートナーも寄り添う必要がある。
母子健康手帳

さて、妊婦はホルモンに右往左往させられることがわかった。
その不安や悩みに対して何をすればいいのか。
それがこの授業のポイントでありテーマである。
ググるより母子健康手帳
今の時代、スマホを手放せないという人は多いが妊婦はこの手帳を手放してはならない。
妊娠出産に関する人類の叡智が詰め込まれたものがこの「母子健康手帳」である
妊娠すれば市に「妊娠届」を提出する。その引き換えとしてこの手帳を受け取るのである。
でも、厚生省のホームページで簡単にダウンロードできるので、
中身はだれでも知ることができる。
妊娠はこの手帳を片手に行われるのである。
さまざまな不安にこたえてくれる
- いま何をすればいいのか
- どこに行けばいいのか
が書いてある。
定期検診や、その内容などいろいろ考えることが多い妊娠期。
それらのスケジュールや結果などを書き込む欄がある。
しかも市が発行しているので「産婦人科に生きましょう」という大雑把な説明ではなく
「〇〇市の産婦人科一覧」という具体的に書かれているのが嬉しい。
余計な時間が省かれる。
リスクの明示
妊娠は何が起こるかわからない。
でも、なにが起こる可能性があるのかを分かっていればストレスも少しは和らぐものだ。
- 高齢出産のリスク
- 合併症妊娠
- 精神疾患
などの症例や
- 協力者のいない妊婦
- 外国人の妊婦
- 職場や家庭でのストレス
などについても言及する。
妊婦の悩み、母子手帳のどこかにあり。
と呼べるぐらい、いろんなことが書いているのである。
医師と妊婦をつなぐもの
定期健診ぐらいしか病院には行かないもので、
その時間も限られている。
そのときに、「前回はどうだったっけ?」と妊婦と医師がおぼろげな記憶だけで話を進めたらどうなるだろうか。
お腹の子どもは「おいおい。」とツッコミを入れるであろう。
そこで登場するのが、そう。母子健康手帳である。
前回の記録。ばっちり書いてます!!!
これで、短い時間を有効に使えるようになるし、
前回・今回・次回という流れをふまえた上で話ができるので、
やるべきことをイメージしやすくなる。
定期検診を内容なるものにするために手帳は必要なのである。
妊娠・出産雑誌

これは面白い。
上記の項目でもその守備範囲の広さがわかるはずである。
さすがに母子健康手帳には「遊園地に行ってもいいか」は書いてない。
それがリアルな妊婦の意見。
それに丁寧に答え続け、蓄積に蓄積を重ねた雑誌は読みごたえ抜群である。
パイセンの話は10月10日の妊娠が見開き1ページで理解できるし、
旦那のここにムカつく的なコーナーでは自信の予防にも一役買ってくれる。
母子健康手帳は基本文字なのだが、こちらはフォントもイラストも使い倒していて、
「妊娠たのしい」って感じを味わえる。
母子健康手帳の内容をよりイメージするために
それぞれの立場でできることを探るために
ぜひ読んでもらいたい。
保健の授業でも大いに活用させてもらっている。
おすすめ本
この本はちびまる子ちゃんの作者さくらももこさんの妊娠・出産の体験を文字にしたエッセイだ。
- つわり
- 便秘
- 産婦人科選び
- 帝王切開
- マタニティーブルー
といったことを知ることができる。
ちょっとした心の動きを拾い上げて、文章化していくさくらももこさんの文章は、
多くの人の心に感じるものがあるはずである。
この本は何かを訴えるためのものではない。
だからこそリラックスして読める。
妊娠・出産にかんする本で、ここまで笑える&タメになる本はいまのところであってない。
まとめ

やるべきことはシンプルだ
- 母子健康手帳を読む
- 雑誌を読む
- 妊婦さんは自分の母親に聞く
- 旦那は置いてけぼりだが、縁の下で働く
この男性陣の頼りなさハンパないが、
やらなかったら一生モノの溝ができ、修復は不可能だ。
じぶんは12時間にも及ぶ難産の末に嫁さんの頑張りによって無事、女の子が生まれた。
その12時間のあいだ、陣痛に合わせて尾てい骨にテニスボールを当てるという役割を全うしていたのだが、
深夜にウトウトしたことをいまでもチクチク言われるのである。
文句の一言も言いたくなるが、「産んでもないクセに」という立場であることで
踏みとどまっている。
もし行ってしまえば溝が海溝程度で収まっているところが、さらに地割れしてマグマが噴き出すであろう。。
そんなことは言えない。
言えないまま、言われっぱなしで生きていくしかないのである。
若い男性諸君。出産中はウトウトしないように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
難しい範囲ですが、すこしでも生徒のためになるよう頑張りましょう。