【剣道の授業】真夏の剣道という喜劇

こんにちは。ホケンタイイク246です。

夏休み明けとはいえ真夏に行う2学期の剣道。

休みは明けたが、夏はど真ん中。

もはや、何を言っているのかわからなくなっていますが、このなかで授業をこなさないといけないのがリアル。

(はやくVRでいろいろできる時代がこないかと思っております)

1学期の復習に加えて、2学期に取り組んでいくことを取り入れつつ、授業を行いました。

目次

  • 授業内容
  • 暑さ
  • 説明のタイミング
  • 跳躍素振り

授業内容

  1. 消毒して武道場に入る
  2. 体操隊形に広がった状態で集合
  3. 挨拶・点呼・健康チェック
  4. 竹刀を1本ずつ取りに行く
  5. 竹刀の名称確認・握り確認
  6. 正面素振り10本×3
  7. 2人1組で正面素振りをチェックし合う(教え合い)
  8. 正面打ち(説明→10本×4本ずつ)
  9. 休憩
  10. 跳躍素振り説明
  11. 足さばきのみ練習
  12. 手をつけて練習
  13. 竹刀をもって練習
  14. 片づけ
  15. 整理体操・今日の振り返り・次週以降の流れ
  16. 挨拶・解散
  17. 消毒してクラスへ戻る

暑さ

暑い。暑いですね。

今ならコンビニでレジの横でスタンバイしている肉まんの気持ちがわかる。

剣道の装備

剣道といえば「夏は暑くて、冬は寒い」というもので、求められるのはストロングスタイルで戦う心。

真夏であっても、分厚い袴に胴垂れ小手のフル装備装はいつものまま。暑いって。

真冬であっても足は裸足のまま。寒いって。

夏は暑さを演出する装備類は、冬に暖かさを与えてはくれないリアル。

剣道とは、そのような周囲の気温に負けない心と体が必要になる。

当然、授業では体操服のみ。

防具は彼らが高校生になったときにつけるようになっています。

(勤務校は中高一貫校です。)

つまりは先述の防具の呪いから解き放たれていることが唯一の救い。

休憩を取ろう

それほど大きくないが、立派な剣道場。

ここに四十人以上が入ってくればキャパオーバー。

人がいるだけで暑くなるという構造です。

扇風機をガンガン回して熱気を飛ばしつつ授業を進めていきます。

合間合間に休憩は必須。

生徒のメンタルが干からびる前にオアシスを。

目指すは無事に空調のきいた教室へ帰ること。

安全第一。

説明のタイミング

説明のタイミングについては、他の記事にも書いた記憶があるが、あらためて大事だと思ったので書いておきたい。

説明というのは長々としてはいけない。

集合させて、座らせて、1から10まで全部説明するのはやめたほうがいい。

誰も聞いてはいないからだ。

集合させられ、座っている時点で、生徒の集中力は最大限に低くなると思っておいたほうがいい。

当然、多くの生徒は聞けるかもしれないが、授業が荒れるのは聞いていない一部の人間によるもの。

この層をマネジメントすることが求められるのだ。

狙い目はインターバル

例えば正面素振りをする場合、

チェックポイントが「大きく振りかぶる」「左足のカカトを上げておく」「足のリズムと剣のリズムを同調させる」という3つがあるとしましょう。

これを一気に説明して始めるのではなく細切れで、少しずつ説明するのです。

  1. 正面素振り10本振る
  2. 「もっと大きく振りかぶって振ってみよう」
  3. さらに10本振る
  4. 「大きく振れる人が増えている。次は左足のカカトを浮かせて振ることを意識しよう」
  5. さらに10本振る
  6. 「足の1・2のリズムに腕が遅れている人がいるぞ。ラスト10本頑張ってみよう」
  7. 最後に10本振る

という感じで、振り込んでいく。

集中力は「何かに集中」させてあげないと生まれません。

こんな感じで集中力が途切れないように工夫をしております。

動かして、息をついているときに説明する。

息が整ったところで、もう一度動く。

このイメージで授業を展開していきます。

跳躍素振り

跳躍素振り。またの名を早素振り。

今週からこれに挑戦しました。

これは授業をやってても面白い。色んな生徒の反応や上達が見られる。

まあ、そもそも跳躍素振りってなんなんだということなんですが、説明よりも見てもらうほうが早い。

簡単にまとめると

一歩前進一歩後退の足捌きを速くリズムよく行いながら、

前進した時に振りかぶり、

後退した時に振り下ろす。

このような説明になります。

つまり、正面素振りができていれば、それを応用すればいいだけということです。

それがちょっと難しい。

でもコツを掴めば意外とできる。

これこそが授業にうってつけの題材です。

練習法

はじめは竹刀を持たない
  1. ゆっくり一歩前進一歩後退を繰り返す
  2. そのペースを徐々に上げていく
  3. 足捌きが崩れないギリギリのスピードを維持する
  4. 足捌きが安定したら手をつける
竹刀を持つ
  1. 足捌きが崩れないギリギリのスピードで振る
  2. 全体で合わせて振る

このような順序になります。

基本的には生徒のペースでできるように配慮しています。

なので各自が自分のレベルに合わせた練習に取り組んでいることになります。

ただし、竹刀を持つときは注意が必要で、リズムが狂うと列の前後でぶつかる可能性があります。

なので、4列横隊で振っているところを、「1・3列目」「2・4列目」と分けて振るようにしています。

ケガだけは絶対避けましょう。

まとめ

とにかく剣道は暑い。

感染症予防対策で声が出せない。

この時点で気剣体の一致がそろうことはないので一本は絶対取れない。笑

声が出せない剣道は不気味だ。

盛り上がりもない。

かわりにマスクをした体育教師が一人で説明、カウント、号令のすべてを行う。

まさに地獄。

口まわり、顎まわり、ムレすぎて泣きそうになる。

暑く、ムレムレの剣道場で、体育教師の声と生徒の足さばきが響く。

まさに近づけば悲劇、遠くから見れば喜劇。

この剣道をつづけていれば俺もすこしはチャップリンに近づけるかもしれません。

明日からも生徒のために汗をかきましょう。

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