【2020年の読書】繰り返し読んだ10冊

こんにちは。ホケンタイイク246です。

もう年末ということで、「今年は何したかな?」と総括する人も多いように思います。

自分は仕事以外にもブログや音声配信やYouTube投稿など、いままでのインプット型の生活からアウトプット型の生活に切り替わった1年でした。

そうなると必然的にインプットする時間は削られます。時間は24時間という時間は変わらないのに、アウトプットすることに時間をかけているのですから当然です。さらに、本を読もうと思っても今までのように簡単に本を手に取ることができなくなっていきました。

「この本は、読む価値があるのか」「貴重な時間を使う価値があるのか」

そんなことを考えてしまうと、300ページあるような本ではなくネットメディアに雑誌やYouTubeなどでインプットすることも増えたように思います。インプットの時間がないと「読み終われそうなもの」「読んで、すぐにアウトプットできそうなもの」を選んでしまうのです。このことに気が付いたときに、「これって俺のやりたい読書じゃないな」という感情が沸き上がってきました。

読書は面白いもの

「やりたくない読書」って何だということなんですが、それは『目先に囚われた読書』と言い換えられます。自分が読んでいた本のラインナップは「読み終われそう」「読んですぐにアウトプットできそうなもの」ばかりで、そんな本は『もうほとんど内容も結論もわかっている』ことばかり書かれている本なのです。パっとタイトルを見て、目次を見て、なんとなく内容がわかる本にばかり手を出していたのです。それはなぜなのか。

時間がない中で、同じ読書量(読んだ本の数)を確保したかった

すぐ記事にできるネタが欲しかった

そんなところです。

 こうやって文字にするとなんて浅はかな考えでしょうか。実のない行動で反省するばかりです。ブログを書いていれば、当然、多くの人に読んでもらいたい気持ちがあります。でも、才能がないのにすぐに結果が出るわけではありません。結果が出ないと焦ります。そして、いろんな成功者の情報を手に入れて理論武装し、すぐさま執筆にとりかかる。この繰り返しの中で「早く結果を出したい」という気持ちだけが先行していたのだと思います。

 もとはと言えば、読書にハマったのはさくらももこさんのエッセイ。「文章でここまで人を笑わせることができるのか!!」という衝撃を受けたからです。そこから古本屋で興味あるものをいろいろ読み漁り、ライフワークになっていきました。読書は「いままで知らなかったことを知る」「いままで常識だと思っていたことが実は違う」という体験を与えてくれるものとして読書を続けていたように思います。それが今では数をこなすことばかりに囚われて「なんのために読んでいるんだっけ?」と思うに至りました。

初心を忘れていた34歳。焦っても仕方がないということで、方向転換をしました。

  1. なんだかよくわからないけど、面白そう
  2. 自分のファンの書籍
  3. 教材研究になる

この3つのどれかに当てはまれば、一回読んだ本でも読もうと決めました。

何度も何度も繰り返し読んだトップ10

 読書メーターという読書ログができるアプリがあり、ベスト10を決めるというイベントが12月に行われます。今年は以下のラインナップになるのですが、共通点は繰り返し繰り返し読んだものばかり。本を開きながら「どうしようかな?」「これはどういう意味だろう」と少しずつ理解を深めたり、自分の生活に転用したりしたモノを選びました。トップ3を少し紹介させていただきます。

https://bookmeter.com/users/101146/bookcases/11650216?sort=book_count&order=desc

遅いインターネット

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遅いインターネット (NewsPicks Book) [ 宇野常寛 ]
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著者は宇野常寛さん。現代のインターネットは速すぎるという問題点を指摘し、どのようにインターネットと付き合っていくかのヒントが書かれている。SNSで素早く情報をやり取りし、LINEですばやいコミュニケーションをとることだけがインターネットの使い方ではない。いろんな文献や書籍にアクセスし、ハイパーリンクを使い、何度も推敲することも必要ではないかと考えさせられた一冊。

ことし問題になったテラスハウス。事件が起きる前から宇野常寛さんは「テラスハウスがおかしなことになっている」と警鐘を鳴らし、その問題点をこの本でも指摘しています。「誰か叩いていい人を決めて、インターネットという武器を使って集中砲火させるイジメ」は教員としてしっかり考えておかなければいけない問題です。

13歳からのアート思考


近隣国をものすごく憎んでいる人は、どんな話題でもヘイトスピーチに変換することができる。つまり、根っこにある「認識」あるいは「人生観」が変わらないかぎり、どんな説法も無駄なのである。これは生徒指導をしている場合も一緒で、指導を繰り返す生徒に何度も反省させたところで徒労に終わることが多い。でも、卒業後に会うと好青年になっていることも同じくらい多い。社会に出て仕事をこなすうちに、親になり子供を育てるうちに、ものごとの「認識」や「人生観」が変わるとオセロで一気に裏返るようにそれまでの自分の行動に対する認識が変わり、自分に関わってくれた人に対する認識が変わるからです。

この、13歳からのアート思考を読めば「上っ面の反省をさせてもダメだ」「認識や人生観を揺さぶることができないと教育の意味はない」「自分の考えを持つということは、他者を受け入れないことではない」ということに気付かされます。とにかく自分の指導に対する認識を大きく揺さぶられました。

いいひと戦略

最近、自分が心がけていることは「嫌味にならないこと」で、それによって生徒といい距離感を保つことができていると感じています。この本では、そのことに太鼓判を押してくれる内容になっていて、自分の中で自信を持って指導に当たることができました。

教師は生徒にとって嫌なことを指導しなくてはいけない場面があります。でも、生徒も1回で直せることは少なくて、何度も言わなければいけないことがあります。でも、何度も何度も同じようなことを言うなんて本当は教師も嫌なんです。何か変化を付けたい。それが時として「嫌味ちっく」な表現を生み出します。

教師的にはちょっと変化を付けた表現でも生徒からしたらただの「嫌味」。そして、その嫌味なことを言う先生は嫌味な人。正直近づくと面倒くさい。と言うループに陥ります。

大人だって、家に帰れば「食器を片付けろ」だの「風呂に早く入れ」だの「寝そべってるんなら手伝って」だの言われる人は大勢いる。一回言われたところで改心する気のない人も大勢いるわけです。子供だって大人と同じです。一回で聞いてもらえるわけないし、ましてや嫌味なんぞ言われた日にゃ逆ギレもしたくなるってモノです。(←これも大人と同じ)

そう考えたときに、嫌味を言わない。むしろ「いい人戦略」をとって相手の信頼を勝ち得てからお願いを聞いてもらうと言うプロセスが必要なのです。

この本を読みながら、学校のことを思いつつ、いろいろ考えて行動しました。文化祭や体育祭などで委員をまとめるときだけでなく、担任や授業も普段からの信頼がモノをいいます。働き方改革で、いかに無駄を省くかが取り上げられますが素晴らしい先生は「何を省き、何をすべきか」の取捨選択が非常に多いように思います。

トップ3以外の本は下記のリンクから書評を読んでいただければと思います。

https://bookmeter.com/users/101146/bookcases/11650216?sort=book_count&order=desc

自分自身もまだまだ勉強し、修行し、進化していく必要がありそうです。

2021年も読書体験から少しでも成長できたらと思います。

明日からも生徒のために汗をかきましょう。

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