【#3-7働くことと健康】保健の教科書を図解する

保健の授業

あけましておめでとうございます。ホケンタイイク246です。

コロナ禍のお正月はいかがでしたでしょうか。

正月が明ければあっという間に授業開始。授業準備全然できてないという人も多いのではないのでしょうか。

今回は保健の教科書「働くことと健康」の要約を図解してみました。正月明けに時間がない先生はぜひ参考にしていただければと思います。

パワポ配布をはじめました。

下記のリンクからダウンロードしてみてください。

https://note.com/syugyouboy/n/n3a0ffc27b4fd

目次

  • 働くことと健康のかかわり
  • ②働き方と健康問題の変化
  • 授業展開

①働くことと健康のかかわり

働くことの意義とは何か。そこに答えはないかもしれないが、いくつかの意義を見出すことができる。教科書では3つの意義がまとめられている。

衣食住の基本的な生活を支える

多くの人が「働きたくない」と言いながらも仕事に向かうのはなぜか。

「生活をしないといけないから」という人がほとんどだろう。

労働の対価として賃金を得る。その賃金で家賃を払い、食事をし、衣服を揃える。

物々交換がなくなった通貨社会では、何らかの方法で賃金を得て必要なものと交換しなくてはならない。

働けないと生きていけないのか。働けなくなった人は生活できないのか。

そうではない。日本には生活保護という制度があり、最低限の生活を営むための保障を受けることができる。

働かなくても、生活保護が受け取れるのに積極的に申請する人は少ない。

それは働くことは「お金を稼ぐ」だけのものではないからである。

人間関係を広げる

仕事、働くことは1人では成立しない。

たとえフリーランスであっても同様である。

1つの商品やサービスを提供するためには多くの人が関わることになる。

そこでの出会いから多くの学びや気づきを与えてくれるし、

気が合えば一生涯の友人になるかもしれない。

自粛期間中でも人々は「リモート飲み会」など人とのつながりを求めた。

一方で孤立し、孤独に耐えられなくなった人は自ら命を断つ現象も顕著で、例年よりもその数は増加している。

人は「働くこと」によって社会とつながり、人とつながる。

それによって人生を豊かにしていることが、自粛期間で明らかになったように思う。

自分らしい生き方

また、働くことが「自己実現につながる」「自己表現の一種」と考えている人も多い

  • お金をたくさん稼ぐことによって豊かな生活をおくりたい
  • 憧れのスターのように自分がなりたい
  • この仕事をすることによって社会が良くなると信じている
  • 自分の好きなことだけをして仕事をしたい

などなど。

未来の姿をイメージしてそこにむかって働いたり、

自分の好きなことをとことん追求するかたちで働いている

そんな人たちです。

このような働き方は「夢」などの大きなものとして語られがちですが、

  • みんなで楽しい食卓を囲む
  • 給料日の日は自分にご褒美を上げる
  • 週1回でも趣味の時間を作る

というような生活を豊かにする自分なりの方法や時間の使い方のために、

働くことも含まれる。

働くことの意義

働くことは、生活するためになくてはならないものだとしても、

それは「賃金を得ること」だけではない。

自分の生活を支えているのは、

お金だけではなく、

周囲の人間関係や生きがいなども

大きなウェイトを占めているということである。

働くことで疲労する

人は動物であるため、無尽蔵に活動することはできない。

多少のムリは短期間であれば実行できるかもしれないが長期間は不可能。

食事・休養が必要なのは言うまでもない。

建築現場などで作業をする仕事は真夏でも真冬でも外で働き続けなければいけないし、

デスクワークは室内で座っているから楽かというとそうではなくて

同じ姿勢を続けることで体の柔軟性がなくなり腰痛や膝痛になったり、

パソコン作業をつづけることで眼精疲労や肩こりなどを引き起こすこともある。

働くことで人は知らず知らずのうちに疲労している。

適切に対処をしておおきな健康被害につながらないようにしたい。

働くことでストレスを受ける

仕事には期限があったり、

結果を出さないといけなかったり、

人が「面倒くさい」と思うことを賃金をもらって行う

というようなものばかりである。

仕事にはストレスは避けられないし、それを乗り越えるからこそ成長できる。

でも、〇〇ハラスメントのような類の不必要なストレスは社会問題であり、

撲滅しなければいけない。

ストレスのない仕事は存在しない。どんな仕事も大変である。

その仕事の意義を見出し、自分なりの方法や対処法を身につけることが重要になる。

病気やケガをする

ケガや体調不良で仕事ができない状態になると、

本人の生活や会社の仕事に悪影響が出るし、

体調の悪い人だらけになると社会全体にも悪影響が広がってしまう。

都営大江戸線の運転士15人が感染 通常の7割に減便へ [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

健康あっての人生であることを肝に銘じておきたい。

体調が悪いと力を発揮できない

どんな能力があっても健康でなければ発揮することはできない。

どれだけ頑張って勉強してきても試験当日にインフルエンザになれば、

実力の何パーセントが出せるだろうか。

プロアスリートは生まれながらに強靭な肉体をもっていることが多いが、

結果を出すために体調管理にも気を使っていることはよく知られている。

元プロ野球選手で400勝という最多勝利数を誇る金田正一さんは

「試合に100%の状態で臨むのは当然、

本当の一流は練習に100%の状態で臨む」

という言葉を残している。

大きな成果、結果を出し続けるには、日々の体調管理を疎かにしてはいけない。

行動が制限される

  • 骨折している
  • 持病がある

などというような健康に問題がある場合、

遠くへ行きたい気持ちがあっても

不安が脳裏をよぎり、セーブしてしまうことは少なくない。

なんだか急に頭がガンガンで痛くて仕方がないときに

夜景を楽しめますか?

映画を楽しめますか?

ディズニーランドを楽しめますか?

「今日は家でゆっくり寝たい」と思うひとも多いはず。

働くことも同様で心身が健康でないと、

いい仕事ができるはずもありません。

もし、持病を持っている場合は医師と相談して、

どのような働き方が適しているのかを相談し、

企業や社会全体もそれをサポートする必要もあるでしょう。

健康面で完全に問題のない人は少ないものです。

それぞれが気分よく働けるような環境づくりが社会には求められています。

②働き方と健康問題の変化

機械化・自動化

以前までは手作業で行っていた作業は機械化・自動化がすすんでいます。

農作業では畑を耕すためのトラクターや、苗を植えるためのトラクターがあれば、

人や時間が少なくて済みます。体力がない人でも農作業が可能です。

また、パソコンが普及することで紙とペンのかわりに文字を打ち、

手紙や便せんのかわりにメールなどでデータを送信することが一般化しています。

国際化

  1. インターネットの普及
  2. 交通網の確立と選択肢の増加
  3. 輸送システムの進化

この3つの変化によって国籍や場所にとらわれることなく

人とモノのやり取りができるようになった。

  • 海外からモノが届く
  • 海外の情報を得る

ということと、

  • 日本のある地域からモノが届く
  • 日本の情報を得る

ということの差がなくなりつつある。

働き方の多様性

機械化が進むからといって、

手作業の仕事がなくなるわけではない。

選択肢が増えるということである。

インターネットの普及でさまざまな働き方が可能になった。

だからといってすべての仕事がリモートワークで完結できるわけではない。

自分がどのような働き方がしたいのか。

  • 体を動かしたい
  • ゲームが好きなので携わりたい
  • 家で仕事をしたい
  • 深夜に仕事をしたい

というよな自分なりの考えに基づいて仕事を選べる社会になりつつある。

生活習慣病

職業はどんどん多様化していると書いたが、

全体的に見ればパソコンなどでの作業を中心とした働き方の人が多い。

結果的に日本人はどうなっていったのだろうか。

  1. 運動量が少なくなる
  2. 体が硬くなる
  3. 筋力が衰える
  4. 動きたくなくなる
  5. 動かなくても楽しめるものを楽しむようになる
  6. さらに運動しなくなる

このような負のサイクルに陥り、いわゆる「中年太り」という現象が至る所でみられるようになる。

日々の生活習慣の乱れからくる症状は「生活習慣病」と呼ばれ、

その予備軍として10代からその危険性が叫ばれている。

その反動で健康志向のブームが過熱しており、

スマートウォッチやランニングアプリなど、

デバイスの普及やコンテンツも豊富になってきた。

精神病

仕事とストレスの関係は先ほど書いたとおりであるが、

誰しもが適切に対処できるわけではない。

上司からの不必要なハラスメントに対して抵抗できない人もいるだろう。

ハラスメントをする上司も人を選んでハラスメントをする。

抵抗できないことを知ってハラスメントをしているので、抵抗できずに苦しむのは当然である。

うまく対処できる人は相談したり、気晴らしをしたり、結果を出したり、転職したりするなど、

自分が動くことによって自分をコントロールできる。

逆に対処できない人はアルコールにハマったり、家にひきこもってしまったり、

自分で動くことができずにさらに状況を悪化させてしまう。

我慢をするだけして、我慢しきれなくなったらバーンアウトして動けない。

そんな状況にならないように、「人に頼ることを恥ずかしがらない」でほしいし、

大ヒットドラマのタイトルでもある「逃げるは恥だが役に立つ」という、

嫌なものから適切な距離をとる態度を日本人は身につける必要がある。

おそらく多くの日本人がそのことに気づいている。

だからあのドラマがヒットしたのだ。(キャストも最高だけど)

社会問題

「過労死」という言葉は海外にはない。

ということを聞いたことがある。

「死ぬまで働くなんて、どうなっているんだ」

それが海外の人の感情である。

「可哀そう」と同情できても

真っ先に「死ぬまで働くなんておかしい」と考えるひとは

日本人には少ないのではないだろうか。

人生を豊かにするために働くことはあっても、

苦しんだ末に身も心もボロボロになるような働き方は

あってはならない。

「死ぬまで働くなんて、どうなっているんだ」という

海外の反応が日本でも起きるような国にならないと

仕事に関するさまざまな問題は解決できないと思う。

授業展開

この範囲をどのように授業を進めるのか、

自分なりの計画はこのようになる。

挨拶

1、アイスブレイク(3~5分)

2、図解を使って教科書解説(20分)

3、小休止で曲をかける(3~5分)

4、テレビ番組で深掘り(残り時間)

①劇的ビフォーアフター(現場系)

②逃げ恥(育児と仕事)

それぞれの楽しさと健康問題や不安について考える

オンライン上でレポート提出

ざっくりいうと、

前半で教科書解説

音楽で休憩とって、

後半は深掘り、議論を行う。

生徒からしたら、

前半は教えてもらって

後半は考える。

こんな感じの授業を目指している。

働き方や健康には正解がない。

どうしようもないこともある。

ただ、自分で受け入れて対処していくことが大切なのは間違いない。

そんな発想を生徒たちに持ってほしいと思って授業をしたいと思う。

パワポ配布をはじめました。

下記のリンクからダウンロードしてみてください。

https://note.com/syugyouboy/n/n3a0ffc27b4fd

最後まで読んでいただきありがとうございました。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

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