#3ー9 健康的な職業生活

保健の授業

こんにちは。ホケンタイイク246です。

ついに、この時が来ました。

この#3−9健康的な職業生活をもって保健の教科書が終わります!!!

毎週毎週、やれどもやれども終わらない教材研究の日々から開放されます。あと少し、頑張っていきましょう。

テーマは余暇の活用

日本人が苦手な分野ですね。ライフワークバランスとも言います。

「みんな頑張っているから、自分だけ休むのは申し訳ない」

「残業して頑張ることが素晴らしい」

このような感性が日本を息苦しくしています。この美学を変えるのは、彼らの世代。そのために必要な視点を授業で与えられたらと思います。

パワポ配布をはじめました。

下記のリンクからダウンロードしてみてください。

https://note.com/syugyouboy/n/n3a0ffc27b4fd

目次

  1. 健康づくり=企業責任
  2. メンタルヘルスケア
  3. 余暇の意義=人生を豊かにする
  4. 余暇の活用=生活の質(QOL)を高める

健康づくり=企業責任

ひとりひとりの健康づくりは各個人で取り組むのが基本。

しかし、企業の設置者ともなれば、従業員の健康を管理することも責任のうちになる。

子供が生まれた親は自分の健康だけでなく、子供の健康にも責任を持つことと発想は同じ。

とはいえ、企業の設置者は健康づくりのプロではない。

だから産業医を頼ることになる。

産業医

この言葉を知ったのはここ数年。NewsPicksにたびたび登場する大室先生の存在を知ってからだ。

この大村先生はIT企業を含め30社以上の産業医を勤めているそうだ。

50人以上の従業員を抱える企業では産業医を置くことが義務となっている。

この産業医は企業全体が健康的に仕事ができるように管理職に対してシステム作りのアドバイスをしたり、

個人の健康相談を受け、アドバイスする。

では、具体的にどのようなアドバイスを行うのか。

②メンタルヘルスケア

気づきの援助

産業医の先生が個人へのアドバイスとして大事にしているのは「気づきの援助」である。

なぜなら本人が「自分の体調が悪い」「どうにかしないといけない」と気づいてくれないと健康への取り組みは行われないからだ。

産業医が配属されたとしても、誰も相談しなければ意味がないし、鬱が発症してから相談にきたところでもう手遅れ。

何よりも本人による「気づき」が出発点なのである。

ストレスチェック

気づいてもらえないと意味がない。じゃあ気づいてもらうためにどうする?

そんな経緯で始まったと思われるのが「ストレスチェック」である。

わが勤務校にもストレスチェックは毎年実施されている。

この結果によって、自分のメンタルを客観視できる。場合によっては相談するきっかけになる。

こんな道筋なのだが、実際にやっている人はそこまで真剣にやってない。真剣にやってないものが返却されたところで真剣に考えないし受け止めない。ほぼ意味なし。。。

なぜ真剣にチェックしないのか。

「どうせ、仕事が楽になるわけじゃないんだし」という諦めがある。ストレスを抱えている人にとって、自分のストレスを客観視し自分で調整する余裕などない。勤めている企業そのものが変わらないと意味がないというのが労働者の本音なのである。

職場での取り組み

人の性格は環境によって変わるということを聞いたことがある。

自分が楽しく働ける場所であれば性格も前向きに明るくなるし、逆であれば後ろ向きで暗くなる。これが人間である。

日本は学校という固定化された人間関係、閉鎖的な空間という変化のない状況で思春期を過ごすため自分の性格は固定化されたものだと思いがちであるが、そうではない。

親元で暮らし、似通った環境で過ごし続けることで性格が変化する余地がないだけである。だから、環境が劇的に変わると人も変わる。大学時代は明るかったのに仕事をはじめたら鬱になったなんてことはザラ。今までの自分はその環境での自分の姿でしかない。

環境が人を変える。だからこそ、管理者はすこしでも環境を良くする努力をしなければいけない。

  • 気分良く仕事ができるような人間関係。
  • いつでも逃げ込めるように休憩室や休暇などの整備。
  • 急病や妊娠出産などは誰しも起こることで、それによってキャリアに支障がでないようなシステム作り。

経営者は「自分のやりたい事業を従業員の手を借りて実現させている」ぐらいの謙虚な姿勢で対応してもらいたいというのが本音だが、世の中は弱肉強食。「働かせてやっている」ぐらいの経営者もいるわけで、そんな経営者でも従業員が快適に仕事ができるように法律があり、産業医からの指導がある。

しかし、どうして日本人はメンタルが破壊させるまで働いてしまうのか。休めばいいのに休まない。その発想が変わらない限り、根本的な問題は解決できない。

③余暇の意義=人生を豊かにする

余暇とは仕事をしている以外の時間

多くのサラリーマンにとって余暇とは平日朝8時から夕方5時以外の時間ということになる。

この時間をどう活かしていくかは人それぞれ。基本的に誰かに指図されるものではないのだが、心身をリフレッシュさせ、人生を豊かにするためにはちょっとしたコツがある。

(心と体の)バランスをとる

まずは心と体のバランスをとることが大事。

勤務校の生徒は昼休みによくグラウンドでサッカーをしている。彼らは「うまくなりたい」「勝ちたい」という気持ちはない。楽しいからやるというシンプルな動機である。

1~4限は椅子に座り、学問と向き合うことは肉体的な疲労よりも心(脳)へのストレスが溜まってしまう。だからこそ体を思いっきり動かすことで心と体のバランスがとれるわけだ。いまランニングやジムでトレーニングする人が増加している背景にはデスクワーク中心の働き方が増加したことと無関係ではない。

デスクワークで疲れた体には、体を動かしてないことによるストレスが溜まっている。だからこそ運動することで1週間トータルで見たときにバランスがとれるのである。

つまり、疲労を感じるだけでなく、何によって疲労したのかを理解することがポイントである。

座ってて疲れたなら動く。動いて疲れたなら、寝る。などバランスをとることが効果的なリラクゼーションにつながり、日々を快適に過ごすことにつながる。

④余暇の生活=生活の質(QOL)を高める

長時間働くことが「がんばっている」と称賛されるのが日本。

仕事を終わらせることができない「のろまなヤツ」と冷笑されるのがヨーロッパ。

働いている時間が長いほど頑張っているという美的感覚の根絶がない限り、余暇で人生を豊かにすることは難しい。

以前の記事でも書いた通りなのだが、日本人は「生産性」「仕事よりも人生」という発想があまりにも希薄なのである。サラリーマンは過酷な環境で連日連投する永遠の高校球児のようで、余暇を楽しむというよりも一息つく程度でしか活用できてない。

もうちょっと時間を確保すれば、仕事でもっと成果が出せると考えるのはナンセンス。

どう工夫すれば生産性が高められるのかを追求する先に、成果があり、余暇がある。

我々大人たちが実践し、子どもたちに伝えることで少しずつ変わっていくのかもしれません。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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