ソフトボールの授業#1 走塁なしからはじめよう

こんにちは。ホケンタイイク246です。

きょうからソフトボールの授業が始まりました。

ソフトボールは中高の体育で盛んに行われていて、多くの人にとって授業でソフトボールをすることに違和感を持っていないと思います。

それだけ定着しているソフトボールですが、ゲームの質はどのようなものでしょうか。エラー連発で守備時間がやたらと長くなったり、素人生徒はボテボテのゴロを繰り返し、キャッチャーを誰がやるのか揉めたりということが続いていませんか。そもそも50分の授業があったとして、どれだけプレーする機会があるでしょうか。外野の隅で守り、打席は2打席ぐらい。それでソフトボールをやったと言えるでしょうか。

このソフトボールの授業において「公式ルールではゲームが成立しにくい」「プレーする機会が少ない」という2つの問題を解決しながらプログラムを組もうと考えました。

今回の記事は「授業はじめに行う”対バン野球”」について書いていきたいと思います。

目次

  • 公式ルールでゲームを成立させるための条件
  • 授業ではまず「対バン野球」
  • 授業展開
  • 公式ルールへのステップ

公式ルールでゲームを成立させるための条件

こちらの記事にも書いたのですが、ソフトボールにしても野球にしてもベースボール型の競技はゲームを成立させるのが難しい。

まず公式ルールが成立するための条件を上げていきましょう

  1. ストライクが入る。それをキャッチャーが捕れる。
  2. フライが捕れる
  3. 凡ゴロをアウトにできる

この3つが必要になります。お気づきの方もいるかと思いますが3つとも“守備”の話です。少年野球が守備練習に時間を割くのも、そもそもボールを捕って投げることができなければゲームが成立しないからです。

特に3つ目の「凡ゴロをアウトにできる」かどうかはとても重要で、授業のソフトボールでは投手は下投げでスローボールなので三振は少ない。その前に飛んだ打球のほとんどが凡ゴロになります。それが延々とヒットになってしまうとアウトをとる手段がありません。そのようなプレーが続くと授業の雰囲気も悪くなる。

ゴロを捕り、一塁手に正確に投げる。

一塁手は確実に捕る。

そのプレーを打者が一塁を通過する前に完結させる。

これは非常に難しいプレーと言わざるを得ません。授業はじめでは、この点をケアしたルールでゲームをしつつ、ノックなどで練習を積む必要があると思います。

授業ではまず「対バン野球」

公式ルールでは試合を成立させるのが難しいソフトボール。特に凡ゴロをアウトにするのは難しいという話をしました。そこで授業はじめで取り入れたのが「対バン野球」です。これは自分が小学生の時にやっていたもので、簡単にいうと走塁のない野球です。ちなみに名前の由来は知りません。

簡単にルールを説明します。

ルール

  • 投手が投げて、打者が打つ(投手は下投げ)
  • フライをダイレクトに捕ればアウト
  • ゴロは捕球した地点からバックホームし、キャッチャーがベースを踏んだ状態で捕球できればアウト
  • 打球を野手が捕球を試みて失敗したらヒット(エラー)
  • ランナーは空想ランナーでよい

このような形式でおこないます。このような形式にするメリットはどのようなものでしょうか。

メリット

  • 走者と打者の接触がなくなる(スライディング技術がない)
  • 「捕る、送球する」というプレーを落ち着いてできる
  • 投手、打者の楽しみはそのまま
  • 少人数でできる

守備側のやるべきことをシンプルにすることが目的です。状況によって投げる場所が変わることがないので、少ないメンバーで試合をすることが可能です。自分は3人対3人とかでよくやってました。授業では柔らかいボールを使い、4カ所で同時にさせています。少人数でできるということは打席数も多くなるので、プレーする機会も増やすことが可能です。

授業展開

実際にソフトボールの授業をどのように展開するのか書いていきたいと思います。これは授業はじめから3回目くらいまでのプログラムです。

  • 集合、出欠、本時の内容確認
  • キャッチボール
  • 対バン野球⇔ノック

※4グループ作り、教師が1カ所ずつ周りノックを打つ。それ以外のグループは対バン野球。

こんな感じです。キャッチボールはとても大事なので必ず取り入れてます。10mほど離れれれば十分。通常のキャッチボールからピッチング、ゴロ捕球、フライ捕球へとテンポ良く進めます。守備の基本は間違いなくキャッチボールにあります。それに卒業後にキャッチボールを楽しんでほしいという気持ちもあるので、ヒントや楽しみ方を教えるのも大事な教師の仕事です。

ノックはノック用のラケットがあり、それでノックを打ちます。バットで緩いフライを打つのは難しいのですが、これだと簡単に打てます。野球経験がない人でも簡単にノックが打てる道具なのでおすすめです。バットに当たらない生徒にはこれで打たせることもあります。エラーしてもいいのでノックを楽しむということを念頭に置いて行っています。


公式ルールへのステップ

ソフトボールをいきなり公式ルール通りするのは難しいというところから「対バン野球」からはじめる。そこから徐々に公式ルールに近づけていくことも大事です。大まかにゲーム形式はこのように進めていく予定です。

  • 1~3回 対バン野球とノック
  • 4~5回 ティーボール(レベル3)とノック
  • 6回~  公式ルール ※ただし自由選択

ティーボールとは、

レベル3とは、

という部分が引っかかるかもしれませんが、それは別の記事にしていきたいと思います。大事なポイント、考え方は以下になります。

  • 投手と打者の楽しみはそのまま
  • 走塁がない状態から徐々に加えていく
  • 最終的にどのルールで行うかはグループの判断

自分が楽しめる距離感でソフトボールを楽しんでほしいというのが本音です。無理やりできもしないゲームに参加させられることは体育を嫌な思い出にする要因になります。

体育によって運動嫌いになるケースはサッカーやソフトボールなどメジャースポーツあるあるです。じぶんはそのような授業をしたくない。「ソフトボールは難しいけど、これならできる」「キャッチボールは楽しい」というような生徒がすこしでも増えればいいと思っています。

授業に答えや正解はないですが、すこしでも問題を解決できるように試行錯誤していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あしたからも生徒のために汗をかきましょう!!

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