【スポーツ庁】「コロナ禍における体育」①柔道での指導例

こんにちは。ホケンタイイク246です。

中間テストが明日から始まるということで、教材研究をしようと考えています。とくにコロナ禍での体育は何をどのように対処すればいいのか不透明な部分が多く、手探りな状態が続いています。授業がうまくいってないわけではないのですが、改良できるならしていきたいものです。

そこで、試験期間中は文科省やスポーツ庁の発信している情報をチェックして考える時間を多くとろうと思っています。現場で働いていると「校長からの指示」「教育委員会(私学課)からの指示」はあるのですが、その配布資料には簡単に「接触のともなう種目を避ける」程度のことしか書いておらず、どうすればいいのかわからない。そこで、さらに上の組織である文科省やスポーツ庁はどのようなガイドラインを示しているのかを調べてみようと思いました。

スポーツ庁の「コロナ禍における体育」という教員用指導資料集がありました。

https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop04/list/jsa_00001.htm

ここには、小学校から高校までのすべてのカリキュラムに対応した動画がアップされています。

スクロールしていると「柔道の授業における工夫(固め技)」というものを発見しました。本校の武道は柔道ではなく剣道を行うので関係ないのですが、「コロナ禍に固め技を授業でできるのか?」という疑問と「どうすればできるの?」という興味がわいてきました。まずはじめにこれを見よう。

今回はこの動画を見ながら「コロナ禍での体育をスポーツ庁はどのように考えているのか。」「どの辺にラインを引いているのか。」などさまざまなことを考えていきたいと思います。

目次

①授業準備

②組んで行う練習

①授業準備

まずは清掃と換気、消毒

授業準備として、道場の清掃や換気、消毒など感染症対策の基本を行っていく。

これは、本校でも行っているし物珍しいものではない。

集合

つぎに道場で集合するのだが「畳の境目を利用して等間隔を確保する」ようにとテロップがある。柔道の畳のサイズがタテに180センチ前後、ヨコに90センチ前後なのでソーシャルディスタンスが確保されているという計算なのだろう。

しかし、クラス全員を柔道場に入れてこの距離感を保つことは現実的なのだろうか?この動画では5人相手に授業しているので問題ないだろうが、これの8倍の人数が想定されているのかが気になる所。

理屈はわかるけど、そんな余裕のある施設があるのは一部の私立高校などしかないのが現状ではないだろうか。この時点で「うちにはムリ」という先生もいるかもしれない。

②組んで行う練習

いよいよ練習に入っていく。まずは基礎練習から行っている。

人数が5人から2人に減った。そりゃ、一方向に、一か所に集まらないようにできるであろう。こちとら狭い道場で40人なんですが、どうすればいいでしょうか。正直言って知りたいポイントって、この練習をしているときに待っている人間をどう密にさせないかというところである。壁にぎゅうぎゅうになって横長に並び、横列ごとに練習するのことが多いわけで、理屈はわかるけど現場の事情はそうではないだろと思ってしまう。

固め技の練習

固め技の練習に入る。柔道の授業がないのに、この動画を見ているのは固め技という一定時間の身体接触を避けられない技をスポーツ庁がどのように紹介しているのかが気になったからだ。ここにスポーツ庁の考える“ギリギリセーフのライン”があるように思う。以下は動画を見た感じの練習のポイントだ。

練習のポイント

  1. 形を確認する
  2. ムリに抵抗して心拍数が上がらないようにする
  3. 顔の向きが違う方向に向くようにする

たしかにこれができれば、短時間で固め技の練習ができる。飛沫感染も可能な限りリスクを抑えられるであろう。ただし、40人学級で行う場合はそんなスムーズにはいかない。形を確認するにしても、はじめの姿勢がわからず時間がかかる生徒もいるだろうし間違っている生徒もいる。早々にその形になれる生徒もいる。そんなバラバラな状態は普通である。すべてのペアが正しい姿勢になるまでアドバイスを行っているうちに、早々に準備できているペアが我慢しきれずざわつきはじめるなんてことは授業あるあるだと思う。

そんなことにならないようにどうすればいいのかが知りたい。それが教師の本音である。でも、このポイントを守ればこの程度の接触は許されるわけだから、それは勉強になった。

ICT(タブレット)を使う

これは剣道の授業でやったこともあるが、いかんせん準備が面倒くさい。はじめはタブレットで撮影して、確認しながら復習させてみたが「すべてのペアが撮影可能になるまでの時間がかかる」「動画確認作業中の飛沫感染予防の注意が大変」「忘れてきた生徒がいるとアンバランスになる」「タブレットを置いておく場所がない」などという小さな問題が重なり、やれないことはないけど継続してできるものではないなと思っている。

まとめ

この動画を見て、「ここまでやっていいんだな」という収穫はあった。ラグビーはダメでもタグラグビーなら授業でやってもいいだろうし、本校ではサッカーのゲームを自粛しているが、それも必要ないのではないかと思う。

結局は限られたスペースの中で、どのように生徒を無駄なく動かし、だれでもわかるように説明できるのかが求められているんだなということ。

あと、この動画は今年の3月のものである。緊急事態宣言下の都道府県やマスクをしていても感染する可能性がある新型ウィルスなど留意しないといけないため、鵜呑みにもできない。

何が最善か。それは、それぞれの現場の先生が考えていくしかないんだということですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

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