2021MLBホームランダービーの雑感

こんにちは。ホケンタイイク246です。

2021年7月13日。これほどまでにMLB(メジャーリーグ)のホームランダービーが日本で注目されるのは初めてでしょう。ホームランダービーとはファン投票や監督推薦によって集まったスタープレーヤーで行われる祭典オールスターの余興で、ホームランを打つ数を競う恒例行事です。パワーヒッターが集まるMLBの中において、8人しか出場できないホームランダービーのプレイヤーの中に日本人が選ばれました。アメリカ人に体格に劣ると言われていた日本人がホームラン競争に出場することに、ぼくは正直言ってオリンピックの1000倍楽しみにして今日を迎えました。

大谷翔平は残念ながら1回戦で敗れてしまったのですが、延長戦を戦うなど会場を大いに沸かしました。

このホームランダービーをみながら考えたことがあります。

彼らの動きはとてもシンプルであるということです。ボールに対してスッと踏み出してバットを出せば、簡単に130m以上飛んでいく。彼らをみていれば「ホームランを打つことは簡単」と錯覚してしまうほどです。

僕は野球をプレーし、指導にも関わってきたのでホームランを打つことは簡単でないことはわかっています。でも、ホームランを打つために必要なヒントがあったように思います。

「シンプルに無駄を省くために、いろんな練習をする。何も考えずシンプルな練習しかしないと、無駄な動きは改善されない。」

彼らの動きはとてもシンプルなんだけど、そこにさまざまな要素が入っている。そのシンプルな動きに至るまでの過程にさまざまな取り組みがあったように思います。よくYouTubeには「○○だけやっていればホームランが打てる」というようなサムネイルが並びますが、高等技術をワンポイントで実現させるなんてやはり無理だと考えさせられました。

いろんな練習をする中で、その境地に達するというのが真理なのだと思います。

ホームランの打ち方

ホームランが打てる人の打ち方はとてもシンプルです。

  1. しっかり踏み込む
  2. 肩を入れ替える

これだけです。

大きく足を上げたり、バットを大きく揺すったりしません。

投手側の足をしっかり踏み込み、肩を入れ替える(投手側の肩のあった位置に捕手側の肩が出てくる。)だけでボールがすっ飛んでいきます。

打てない人の打ち方

ボールを飛ばそうとしてうまくいかない人はその逆をやってしまうものです。

  1. 軸足に体重を溜める
  2. バットを大きく揺する

足を上げたり、バットを振りまわしたりすることで大きな力を生み出そうとするわけですが、逆効果であることがホームランダービーに出場する彼らをみているとわかります。

凄い技術

じゃあ、シンプルに打てば誰でもホームランが打てるのか。

それはそうなんですが、そんなに簡単にはいきません。シンプルに強く振るというのは凄い技術であり、簡単に実現できるものではないからです。

ホームランを打つためには、パワーリフティングのように一気に力を発揮しながら体をひねる動きも加わるわけで、誰にでもできるわけではないのです。

  1. 筋力
  2. パワーを生み出す技術
  3. 捻ってバットを振る技術

この3つが揃うことであのレベルのパワーヒッターになれるのです。

このホームランダービーをみて思ったことは、超一流の動きには無駄がないということ。

でも、その域に達するためにはいろんな条件があり、「無駄を省くために、いろんな練習をする」という現実がある。大谷翔平はいろんな練習をして、シンプルな技術を身につけた。多くの一般人はシンプルな練習でムダの多い動きをしている。この発想を持つことが物事の上達には不可欠です。

これは何事にも通じる

いま、個人的に「しんぴ倒立」という技に挑戦しています。

しんぴ倒立とは倒立の状態で手から足先までが一直線にキープしたまま維持し続ける技術です。

これを一分維持することが今の僕の目標なのですが、現状は5秒ぐらいです。一度グラつけば崩れてしまい、バランスを修正することができません。

そこで、しんぴ倒立を1分維持するために、毎日毎日しんぴ倒立をつづけているのではありません。その手前にある技術をたくさん身につけて結果的にしんぴ倒立ができる状態を作り出すことを目的に練習をしています。

  1. ブリッジのためのストレッチ
  2. ブリッジ
  3. 閉脚前挙
  4. 倒立歩行
  5. 三点倒立メニュー
  6. 壁倒立メニュー

これを毎日20〜30分ぐらいで取り組んでいます。

ブリッジは当初より関節が伸びるようになり、結果的に倒立歩行が歩けるようになりました。倒立歩行を繰り返すことで、重心を捉える感覚が以前より出てきました。壁倒立の状態で腕立て伏せをしていますが、最終的には壁を使わずに腕立てができるようになりたい。そうすれば倒立時にお腹側に重心がズレたときに腕を使ってバランスがとれるようになるからです。

つまり、しんぴ倒立を完成させるための前段階として

  1. 奇麗なブリッジ
  2. 倒立歩行30m
  3. 倒立で腕立て伏せ

という3つの条件を自分に課しています。そういった技術が備わることで、結果的に以前よりもしんぴ倒立の時のバランス修正能力がついているはずです。

できる状態を作る

技術の習得には段階があります。

数学でも、いきなり微分積分はできません。その素地となる公式を使えるようになっておかないといけないし、そもそも算数ができていることが条件です。

これと同じように「ホームランを打ちたい」のであれば、その前段階としてクリアすべき条件があるのです。

ホームランダービーに出場する選手は、そのすべてが備わっている。

これは誰にでもできるわけではありません。自分が夢見た技術を持っているからこそ、その選手は注目され大きなサラリーを手に入れることができるわけですね。

でも、子供たちに教える立場である以上「お前は無理だ」ではなく「こうすれば近づくことができる」という道を示してあげたいと思います。

野球を始めた以上、一本でもホームランを打って欲しい。それは一生の思い出になるはずです。

そんな思いをもって今日からも生徒のために汗をかきたいと思います。

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