“できる状態”をつくる

こんにちは。ホケンタイイク246です。

僕は高校野球部の顧問をしています。地区大会の1回戦で敗れたので夏休みは新チームとして1・2年生だけで練習をおこなっています。

新チームがはじまって、体力も技術も未熟な選手たちは思うようなプレーができません。

投手はストライクが入らない。打者は凡打を繰り返す。その凡打をエラーしてしまう野手。

ゲーム形式はミスの応酬で進んでいきます。暑さもあって長時間はつづけませんが、それでも終われば体力もメンタルもボロボロです。

選手は思うようにプレーできないことにショックがあるのですが、顧問からすれば起こるべくして起きている現象なので、結果に対して注意することはありません。

あとは、できないことを整理して、やるべきことの優先順位をつけて、1つずつクリアしていくことで“できる状態”をつくっていくだけです。

この夏休みは、この発想を生徒にインストールして、行動できるようにすることがミッションだと思っています。

スポーツも勉強も上達には共通点がある

ミスをしたら「何してんねん!!集中しろ!!」と怒鳴り、走り込みなどの罰を与えてから緊張感だけ高めてプレーさせるような指導法を見聞きしたことがあるかもしれません。

それが通用するのは上手な選手だけです。

我々のような未熟な選手がそろっているチームの場合、そのような指導で問題が解決することはありません。

あくまで理にかなったアプローチをとる必要があります。

できないことがあれば「一つ手前」のレベルのことに取り組むことが大事です。

  1. ピッチングができないのであれば、キャッチボールに戻る。
  2. キャッチボールでも安定しないなら、壁当てやネットスローで動きを集中的に改善させる。
  3. 壁当てやネットスローでも思うように体が動かないなら、ボールを置いて肩甲骨や股関節の動きづくりをする。

このようにして、どこで自分が躓いているのかを確認して理解し、改善するために取り組む必要があるのです。

トップアスリートはストレッチや食事、睡眠、トレーニングなど競技そのものではなく、競技をするにあたって基礎になるものを大切にしているのも、この発想があるからだとおもいます。

その考え方を生徒に理解してほしい。

進学校に通う生徒達であるため、このような言い方で説明しています。

「英語の勉強でいうと今のチーム状態は、単語も熟語も構文もあやふやな状態で長文を解いているようなものだ。

単語すらわからないので、何となくでしか文章が読めない。

流れが理解できないので設問に対して正解が導きだせるわけがない。

こうしてボロボロな結果になったとき、長文を繰り返し解いても得点力は上がらない。

単語や熟語など覚えるものを覚え、文法を理解し、短めの文章を読む。

こういうことを繰り返しているうちに『読める状態』になっていく。

野球も同じ、実践のミスに対して一喜一憂するのではなく根本的に問題解決するために、

トレーニングやキャッチボール、素振りなど基礎的な動きをまずは取り組むことが求められる。」

こうして勉強と野球をリンクさせています。

いま、チームで取り組んでいるのは肩甲骨と股関節の動きづくりやキャッチボール、ティー打撃など地味なものばかりですが、1つずつクリアして試合の中で意識せずとも“できる状態”を作ってほしい。積み重ねを大切にして来年の夏には戦えるチームになってほしいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

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