【東京オリンピック】野球日本代表・稲葉監督から学ぶ「見逃してくれる雰囲気」

こんにちは。ホケンタイイク246です。

東京オリンピックが終わり、甲子園が始まっています。

野球の日本代表として戦った選手たちは、それぞれの所属球団に戻りインタビューに答えている記事がたくさん出ています。

その中で中日ドラゴンズの大野雄大投手が中日スポーツのインタビューに答えています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bda87f32f8f01bced70e958d0dd1e6850982f0f0

この中で、考えさせられるエピソードがありました。

―印象に残った出来事は?

 「平良くんですかね。3週間過ごして…。いや、すぐにわかりました。何事にも動じない」  

―そういえば“平良事件”があったとか  

「仙台合宿の初日ですね。全体ミーティングですよ。団結式といってもいい。そこに1人だけ来ない(笑)。5分前にマネジャーが呼びに行ったら、忘れていた。ところが平良くん。慌てるどころか、どうせ遅れるのならとシャワー浴びてから来たんですよ! そのまんまの平良くん」

 ―天然なのか天才なのか?  

「初戦に投げた後も『全く緊張しなかった』と言ってました。西武という環境でスクスク育っているんですね。源田に聞いても『いつもこんな感じです』と。これは冗談抜きで思いますが、こういう選手が中日に必要だと…。見逃してくれる雰囲気と動じない心」

【中日】大野雄が「金」の舞台裏激白「雄介やったぞ」「韓国戦負けたら翌日先発」…竜から一人でも多く侍に…
8/10(火) 6:05配信

この平良選手の遅刻。

あなたが監督の立場だったら、どう立ち回りますか?

あなたが現役の選手だった時に遅刻する選手がいたら、監督はどう振る舞っていましたか?

大野選手にとって平良選手の行動と稲葉監督の配慮に衝撃を受けたのでしょう。

自身が所属している中日ドラゴンズとは違うアプローチが西武ライオンズや日本代表にはあった。

そしてオリンピックを終えた直後。ドラゴンズに必要なものだと感じている。

その「見逃してくれる雰囲気と動じない心」とは何でしょうか?

今日はそのことについて考えてみたいと思います。

「見逃さない雰囲気」がある昭和の指導者

野球はチームスポーツであり、集団行動が求められると考えられています。

そのため規律を守ることが大事で、全員がきっちり揃えることが求められると考えられてきました。

指導者の仕事は「選手を管理すること」であり、規律を守らせたり、言うことを聞かせる力が求められました。

その手法として昭和で横行していたのが体罰ですね。

有無も言わせずバチーンといく。

「黙って俺の言うことを聞け」

このような雰囲気があったのでしょう。

この時代の選手と指導者の関係は「指導者あっての選手」と言えるでしょう。

指導者の指示に従うのが選手という空気が日本中に充満していて、選手は「指導者の顔色を伺い、察っして動く」ことが求められていました。

自主自立とは程遠い環境であり、これが大野選手の言葉とは真逆の「見逃さない雰囲気」であり、指導者の顔色を伺っているうちは「動じない心」を持つことはできないでしょう。

「見逃してくれる雰囲気」がある令和の指導者

オリンピック日本代表の稲葉監督が作った「見逃してくれる雰囲気」とはどのようなものでしょう。

野球はチームスポーツであるが、それぞれの個性が融合することが求められると考えます。

それは一人一人が最大限の実力を発揮できる環境を整え、個々の掛け合わせによってチーム力が最大化するマネジメント力が求められます。

あくまで指導者の仕事は「選手をマネジメント」すること。

選手の心身を把握し、個性を引き出す起用法をおこなうこと。それがバラバラな自分勝手な行動にならないように選手それぞれを同じ目標に向けることも怠ってはならない。

「なぜ君が必要なのか。」を明確に伝えると同時に「その力をチームのために使って欲しい」と気持ちを伝える。

それをプライドの高い、プロ野球選手にするわけですから並大抵のリーダーシップでは務まらないでしょう。

それを稲葉監督ができたのは「選手あっての指導者」であるということがわかっていたからでしょう。

指導者はあくまで裏方。

平良投手は沖縄県石垣島の出身。彼の体内時計は『沖縄タイム』そのものである可能性があり、そのマイペースさがピンチにも動揺せずに堂々と投げられる要因になっている。つまり彼の短所でもあるが長所でもある。

彼らにとって本当に大切なのはグラウンドでベストパフォーマンスを出すこと。ミーティングにきっちり来ることで金メダルを取れるわけではない。(それに、単にどうでもいいとスルーしたわけではなく後でコソッと一声ぐらいかけられているはずである。)

その本質を理解し、選手一人ひとりにあったマネジメントをしたのかもしれません。

日本代表はオールスターメンバーだから勝てたのではなく、選手一人一人が役割を理解し、やるべきことに全力を尽くしたから結果として負けなかった。その影には稲葉監督の手腕があると言い切ってもいい。

そこを大野選手は中日ドラゴンズに必要なものと感じとったのでしょう。

私はそのようなマネジメントを指導者として学ぶべきだと考えさせられました。

子どもにもできる

この指導スタンスは大人だから成立するものではありません。

10代アスリートがインタビュアーに対して大人顔負けのコメントをするのも、

普段から「自分で考えて、行動する」ことを積み重ねてきたからに他なりません。

事実、今の若い選手は目標は海外に目を向け、そのために必要な努力をしていることは周知の事実です。

大人の働きかけ次第で子供にだって「自分で考えて、自分で取り組む」ことができる。

未熟な点を挙げて「だからダメなんだ」と言いながら自分の指示通りに動かそうとするのはナンセンスなのです。

どんな年代でも、

どんなレベルであっても、

一人ひとりにあったマネジメントを行うことが求められるのです。

指導者は「選手あってこその指導者」であることを忘れず、自分の欲求を満たすためでなく、選手がスポーツを通して成長できるようにしたいものです。

この大野選手のインタビュー。そんなことを考えさせられました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あしたからも生徒のために汗をかきましょう!!

スポンサーリンク