ヒエラルキーの頂点はサッカー。野球は完敗。

こんにちは。ホケンタイイク246です。

本年度は高校3年生を主に担当しているのですが、ペアの先生が欠勤されたため2クラス合同で授業を行うことになりました。総勢90人で授業をすることですが、しょせん高3の体育は基本的にプールの監視員。環境をつくり、ルールとマナーを最低限守っているかをチェックすることが仕事の大半であるため、40人だろうと90人だろうと大してやることは変わりません。

種目は日本2大スポーツ

今回の種目は日本における2大スポーツ「サッカー」と「野球」(授業なのでソフトボールだが)

準備運動を終えた後に「やりたいところに行って、その種目をやろう。」と指示を出し、授業が始まりました。

チーム分けに教員はノータッチ。

言ったことと言えば、「サッカーの場合はゼッケンをつけることやキーパーグローブを必ず着用すること。」「ソフトボールではキャッチャーはマスクを着用すること。」ぐらいです。

生徒たちはばらばらと分かれてゲームが始まりました。

その分かれていく様子をみるとある傾向が見えてきて面白い。

野球よりもサッカーが人気で地位が高い

生徒たちの動きを見ているとこのように分類できました。

  • サッカーもソフトボールもできる勢→サッカー
  • サッカーが好き(ソフトボールできない)→サッカー
  • サッカーはできないけどサッカー勢に入りたい勢→サッカー
  • ソフトボールが好き(サッカーできない)勢→ソフトボール
  • サッカー勢とはノリが違う勢→ソフトボール
  • サッカーとソフトもできない勢→ソフトボール

まずサッカー勢が飛び出すように動き出し、その様子を伺いながらソフトボールが動き出す。

サッカーができるか、サッカーができる人間との人間関係がある(ミスっても許される)人間だけがサッカーを行うことを許される雰囲気。

サッカーエリアはサル山のてっぺんと化しています。

サル山のてっぺんに君臨するにはサッカーができるか否かが関わっているようです。

  • 体育の授業のサッカーでブイブイ言わしている俺。イケてる。
  • 体育のサッカーでYouTubeでみたスーパープレイを再現する俺。イケてる。
  • 体育のサッカーでマウントとる奴のグループに入っている俺。イケてる。

『桐島部活やめるってよ』 よろしく、そんなオーラがプンプン漂い、クラスの勢力図が可視化されてしまうのが体育のサッカーなのかもしれません。

体育の授業でサッカーをするということ

そんなサル山体質があることを前提として、体育教師はどう授業を行うべきか。

それは「巻き込まれないようにする」しかありません。

そんなグループと一緒にいることが嫌なら離れればいいし、そのような環境を作ればいい。変に「みんな一緒に」「みんな仲良く」を実践するからややこしくなるのです。

個人的な意見ですが個人種目はごちゃまぜにしても問題ないですが、チームスポーツでごちゃまぜのチーム作りをするとうまくいかない。

「あいつがヘタだから負けた」

「こんな奴と組みたくない」

こんな陰口が聞こえてきます。

「そんなことを言うな」という指導をして言わないようになるかもしれません。でも、絶対に盛り上がることはないし、口に出さなくてもオーラは伝わります。

スポーツができないだけでなんでこんな惨めな思いをしないといけないのかと言われた側は思うでしょう。そして運動がキライになるでしょう。

体育の目的は豊かなスポーツライフを送るための素地を作るところにあるので、自分なりのスタンスで競技に取り組めるようにして少しでも楽しさを味わうことができるようにすべきだと考えています。

それにしてもなぜここまでハッキリとした傾向が見られるのだろうか。サッカーは面白い。野球も人気だ。選ばせるとサッカーに傾く不思議。オシャレさなのか何なのか。今後考えていきたいトピックが増えました。

サッカーをすれば勢力図がわかる。

その上で指導を工夫する。

体育教師として考えないといけないことはまだまだあると痛感しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

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