ソフトボールの授業でゲーム内容を良くする3要素

こんにちは。ホケンタイイク246です。

2学期の授業が終わった。何度もこのブログでも書いているが高校3年生の体育担当者はプールの監視員。やらせて、見守るだけで授業が成立してしまう。

ここで、ぼーっとするか自分なりに何か掴もうとするかが分かれ道。過ぎ去っていくものをよく観察して一つでもなにか自分に残るものを見つけ出そうとする日々は、ハンターハンターの念でいうところの“凝”の如し。「なぜ、そうなるのか」「どんなすれば解決するのか」とよーく見て、よーく考える。ひたすら思考を巡らしてヘトヘトになります。

そんな中で、ソフトボールを再考し続けた結果、自分の中に残ったものを整理していく。

ソフトボール=みんなに優しい「簡易野球」

ソフトボールは「下投げの野球」と認識している生徒が多い。ソフトボール好きは野球好き。でも、この認識はあながち間違ってない。

学習指導要領には球技が「ネット型」「ゴール型」「ベースボール型」とあり、ソフトボールは数少ないベースボール型のスポーツ。野球とは違い、下投げなので誰でもストライク入るし、ボールが大きいので当たりやすく、ボールが跳びにくいので校庭でできる。だから学校では野球ではなく体育はソフトボールをする。

この2学期、自分なりにソフトボールの授業をしてきて「なにを目指すのか」が見えてきた。それはストライクを投げ、フライを打ち、それをキャッチする。それができれば生徒は楽しんでプレーできる。よって練習とは、この3要素を満たすために行えば練習すればするほど試合内容が良くなる。


キャッチボール 

キャッチボールをよく練習した。キャッチボールができれば守備の問題はほぼ解決するからだ。

投げられたボールが捕れれば、打者の打球もと捕れる。理由は単純で、どちらも「予測して、体とグローブを動かしてボールが来る場所で待つことができる」からである。キャッチボールと言ってもただ投げて捕るわけではない。ピッチャー役と捕手役にさせたり、ゴロを転がしたり、フライを投げたりしてゲームで活用できる技術練習も取り入れた。

このキャッチボール。いろんな投げ方、捕り方をテンポよくやるので生徒は飽きることなく楽しんでくれたと思う。そもそもキャッチボールは愛好家が多く、「投げて、捕る」だけで楽しむことができる人は多い。授業では「将来、公園でキャッチボールで楽しむことができる人数を増やす」ことも裏テーマとして狙っていて、機会があれば卒業後も楽しんでほしい。できる公園は駆逐されているけど。。。


フライを打つ 

これはソフトボールの授業における最大の課題。

どうせやるならホームラン性の当たりを打ちたいと思うのが生徒の願望。それと同時に「俺にはムリ」とハナからムリと考えている生徒も多い。実際に難しい。

自分の打った打球が遠くに飛んでいくのは快感。せっかくなら打ってほしい。そのためにまず取り組んだのは難しい要素を簡単にする工夫。それは以下。

「両手ではなく片手」

「バットではなくラケット」

「ソフトボールではなくティーボール」

「投げられたボールではなく自分でトス」

簡単にフライを打つ練習からはじめ、徐々に「投手が投げたソフトボールをバットで打つ」段階につなげていった。

これは最終段階を目指すけど、たどり着かなくてもいい。それがポイント。自分ができるレベルで打つことを楽しんでくれればいい。

やってみてわかったのは「投手が投げたティーボールをラケットで片手で打つ」のであればほとんどの生徒がフライを打つことができる。つまりソフトボールは重くて打ち上げることは多くの生徒には難しい。しかも丸いバットならなおさら難しい。

この取り組みは他学年に伝え、女子のソフトではラケット&ティーボールで試合内容が激変したようだ。打つことを楽しむためにはフライが打てるバランスを考えることが重要なんだと思う。

フライを捕る 

ゴロを捕り、一塁に送球し、一塁手が捕る。

プロ野球を見れば当たり前のように行われているプレーだが、生徒には超ド級の難しさ。ゴロの場合、打者が本気で走るとほぼセーフ。ひどくバランスが悪いのが現状だ。

そのバランス悪さの中でスムーズに試合を続けるにはフライを打ち、それを捕る機会を増やすことに尽きる。練習としてはフライを打つ練習の守備をしていれば勝手に練習できる。一石二鳥。

まず「フライを打つことを目指せ」ということを生徒に刷り込むことからすべてが始まるのだが、練習や試合を積めば徐々に上手になっていくことがわかった。フライは捕るだけでやることはシンプル。しかもフライが上がって落ちてくるまでの“間”は「捕れるのか、捕れないのか」という緊張を生み、捕れば盛り上がり、捕れなければ「うわーー」と盛り上がる。つまりどっちに転がっても盛り上がるのがフライのいいところ。ゴロならせっかく捕れてもセーフになるし。。

最後に

キャッチボール・フライを打ってそれを捕る。この練習でソフトボールのゲーム内容はどんどん良くなっていった。ルールは試合をしていく中で覚えればいい。

あと今回の学びはチームスポーツであるソフトボールのチーム分けはある程度人間関係があるもの同士のほうがいい。ミスが頻発するソフトボールは「ミスしても許せる」「嫌な空気にならない」方がいい。授業では「ハッスル」「エンジョイ」「打撃組」の3種類を用意して、自分で選んで取り組ませた。

「打撃組」はネットに向かってひたすら打撃練習をする。ほぼバッセン状態。ふつうに試合すると3打席ぐらいなので「打ちまくりたい」という生徒はこっちのほうが良かったみたいだ。

当たり前のように行われているソフトボールの授業はできないことのオンパレードで競技特有の快感を味わえてないこともしばしばある。そこを担当者の工夫で少しでも快感を得られるように調整していきたいと思う次第である。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また明日からも生徒のために頑張りましょう!!

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