スマホを没収する学校の慣習

こんにちは。ホケンタイイク246です。

体育教師は進路部や教務部は縁遠く大概は生活指導を兼ねることになる。自分も例外ではない。

スマホに関する指導は年々増え続け、世紀の大発明は指導の温床。本校では「スマホを学校で使用していた場合、1週間預かる」というルールがあるが、それに説得力があったのは過去の話。

近年では保護者から疑問の声が上がってくるようになった。

時代は進み、常識も変わる。

そこを擦り合わせてルールを適性していくのも教師の務め。今回はスマホに関する保護者様からの意見から自分なりに考えたことをまとめる。

「下校途中に何かあったらどうする。だれが責任をとるのか」

地震があった場合安否確認したいのが親の気持ち。もし学校が没収していて連絡をとれなかったり、万が一何かあったとき誰が責任をとるのかという話。

「親が持たせている携帯電話を学校が取り上げてなければ・・・」となれば学校が悪いとなる。ごもっとも。

「GPSがないことを利用して夜遊びする」

それは各家庭でご指導をお願いいたします。

普段からGPSでつながっているからそうなるのでは。。。大人として扱うってことも大事だと思うのだが、この発想は時代遅れなのかもしれない。

常に監視していないと不安な社会が怖い。

常に住民を監視して犯罪者は狙撃する社会を作ろうとしたところを食い止めるキャプテンアメリカウィンターソルジャーみたいな世界観が日本で起きている。

「金を払っているのは親。親が罰を受けていて、子どもは受けてない。」

親に返したところで親も2つも使わないしムダ

生徒に返したところで反省せずに遊ぶだけ。早めに返せばいいの?預かればいいの?ルールをどう設定するか迷う。悩めば悩むほど「スマホのルールってなんやねん」という感情が思考を邪魔してうまくまとまらない。

1週間預かろうがその日に返そうが、反省するかどうかは日数とは無関係ということもわかる。

そもそもペナルティが本人ではなく親にかかっている構造が問題ということ。

「法的には休みの日に没収しているのはアウト」

言われたら納得のお言葉。

そもそも学業の妨げになるから指導するのに、学校外のプライベートな時間まで影響が及ぶのはどうなのか。

予備校やレジャーに行くにも連絡が取れない状況を学校が作っていいのか?

放課後に反省文を書かせる。そして、スマホを返してクラブや講習があっても校内には残らせない。そんな感じで校内使用をさせないのも考えられる手立てなのかもしれない。

1週間預かろうがその日に返そうが、反省するかどうかは日数とは無関係なことに多くの先生は薄々気づいている。

スマホで紐づけられる子どもたち

スマホの取り扱いは今後も緩和の方向へ進んでいくと思う。それでいい。

禁止して徐々に緩和していくのが日本的なのだ。

正直、塾や予備校とか持ち込み自由で大きなトラブルなってないんだし学校でこれほど大仰に取り締まる必要はどこにあるんだろうと思うのも事実。髪型とか服装も同じ。

ここ数年感じるのは、GPSで監視することが当たり前になっているということ。スマホで居場所を特定したり、交通系ICカードで改札の出入りを把握したりして本人の意思とは関係なく親に見張られているのが当たり前になっている。

本当にそれでいいのか?

それは犯罪抑止のための正義だからいいのか?

おそらく保護者の方も疑問はあるだろうが、みんなやってるし「万が一なにかあったら」と考えてのことなんだと思う。

それはそうと、スマホには2つの側面があるということ。

  1. 「子どもの安全のために持たせている」という正義の側面
  2. 「監視されてるのであちこち行けないが、スマホの世界のなかであちこちで歩く」というスマホ依存の側面

いつでもどこでもスマホを介して紐づけられる子どもたち。

この世界では1週間預かるという指導は「生徒の命を脅かす指導」と見なされてしまうということ。

時代の流れを受け入れて、指導の手段を変えていく必要がある。

いつも監視されている生徒はどのような行動にでるのだろうか?

どうにかして逃れようとするのか、

自律して目の前のことに集中するのか。

そういった二極化が進んでいくように思う。

教師は自律できる人間になるための手助けをするだけである。

どんな時代になっても指導の手段は変わっても目的は変わらない。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

明日からも生徒のために汗をかきましょう!!

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